台湾あるある

「改衣専門店」へ、大事な服を直しに行ってみた。關廟パイナップルを見たから

近々お祝い事があるので、その時に着る服を直しに行きました。

試着したら上半身が泳いでしまったのにどうしても欲しくて、何とかなる、なんとかすると買ってしまったワンピース。なのに2年も、何ともしなかった。

今日、街でパイナップルの屋台を見て、帰ったら近所の「改衣」やさんへ、あのワンピースを持って行こうと思い立ち、ようやくなんとかする行動に出ました。

「改衣専門店」へ、服を直しに。

洋服直しってあまり馴染がない。でも台北ではあちこちで、お店を見かけます。入ったことがなかったので、不潔だったり、つっけんどんだったらすぐ出ようと思い切ってドアを開けると、ミシンが二台、沢山の糸車、簡素に片付いた店内の壁側には鉄のアイロン、優しそうな、いかにも専門職という風情の女性がふたり。

簡易試着室で着替えて見せたら、上半身が全くフィットせず服が浮いている私を見て、台湾語で何か言いながら笑われてしまった。何を言われたか正確にはわからないけれど、「あらまあ」と楽しそうな表情でした。

どんなふうに見せたいか相談しながら待ち針をさし、調整してもらううちに、フィットしなかったワンピースがやっと「私の服」の形になりました。

「時間はどのくらいかかりますか?」

「急ぐの?」

「再来週に着たいの。間に合う?」

すると彼女はまた笑って、

「明後日には渡せるわ」

そして、

「綺麗な色ね」

私の「クレイジーパイナップルワンピース」をほめてくれました。

 

楽しみだなあ。プロっていいなあ。専門家と話をしていると、たとえ無知を笑われても、全然いやみがない、むしろ専門家の無邪気さを感じます。

 

 

ABOUT ME
mimi
ライター/コーディネーター。 香港から猫を連れて台北へ移住後、30年ぶりに東京暮らし。満喫中。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|