台湾でお買い物

大同電鍋ティファニーブルー、オンライン限定色を買っちまったの巻

あれほど拒んだ大同電鍋を購入したのは「ティファニーブルー」だったから

 

「便利だよ」

「買いなよ」

台湾に住み始めて8年の間、あちこちで「大同電鍋」を勧められても頑として首を縦に振らずに生きてきました。

饅頭は鍋で蒸し、ご飯はガスの火力を調整しながら炊くのが最高と信じて歩いてきた道は、間違っていなかったと思います。

でも、やかんを火にかけて忘れてしまったり、昔は「湯気ぼうぼう!もう沸いたんじゃね!」とキッチンで鳴いて教えてくれた猫も最近は年を取って眠ってばかりだから、火の取り扱いが不安になっていました。

そんな時、作家の馳星周さんがFBで「大同電鍋を買った」「今日はどうしても魯肉飯が食いたいから作った」と美味しそうな献立を書かれ始めて

「なぬーあのグルメでお料理上手な馳さんも大同電鍋を!」

と衝撃を受け、大きく気が変わったのです。家で仕事をしながら、ゆっくり安全におかずを作るのなら、電鍋のほうが良いのではないかと。

 

ロッケンロールな大同電鍋ティファニーブルーにひとめぼれ

 

そもそも私が大同電鍋を頑として買わなかった理由には、以前にもブログに書きましたが

「台湾雑貨とほっこり暮らす、いかしたアタシ」

になってしまうような気がして、肋骨に爪を立てて「ぎゃー」っとかきむしりたくなる自意識過剰が大きく影響していました。

 

https://mimicafe.net/someday-datung-will-come/

 

 

一般的には大同電鍋は赤や緑がよく知られていて、私もこれらはとてもかわいいと思います。でも、かわいいがゆえに、あんたらにうちに来られちゃ困るとも考えてしまう。

どうしたもんじゃろのう。店舗で実物をチェックしたくても、全色全機種そろっているところは、大同の直営店でもないのね。とりあえずサイズを確認してから、台湾人が愛してやまないオンラインショップ「PCホーム」もチェックしました。そこで見つけたのが「見たことがない」「オンライン限定」なカラーの存在。

「ティファニーブルー」「チェリーピンク」「グアバグリーン」ってさあ、なんともいえないアメリカングラフティでグリースなチャック・ベリーにあわせてOhメイベリーン!と踊りたくようなネーミングと色あいもあるんですのよ奥様。

 

大同電鍋 購入可能な通販サイトと検索のためのキーワード

 

2019年3月23日13時更新:

PC HOME

MOMO

在庫切れになったこともあります。気になる方は、台湾の通販サイトなどで

「大同 10人份蒂芬妮藍限定款電鍋 TAC-10L-DTG」

をキーワードに検索をしてみてください。




今家にある鍋は、どれも思い出深いものばかりです。友達が誕生日にくれたフランスの赤い鍋、ドイツで買った小さくて武骨だけど可愛いオレンジ色の鍋。蒸しものや大きなものをたっぷり煮込みたい時ように、デンマークの白い鍋。母から譲り受けた昭和な花模様のホーロー鍋。統一性はないけれど、気が付けばどれも、大好きな色でした。

わが人生は青と白に」と誓ったわたしとしては(注:政治党派のことではありません)、ティファニーというよりはペパーミント色な「青」一択。もうそれしか考えられず、

「これで美味しいご飯を作るのよう!」

とオーダー確定のボタンを押しました。

この青色に関しては、サイズが10人分用しかないので(でかすぎない?)と心配だったのだけれど、

「お饅頭を一度に何個か蒸かしたり、カレーを煮込んだりするのもこれくらいサイズがないと不便だよ」

と台湾人の友達がアドバイスをくれました。大同電鍋を携えて日本留学に行った、筋金入りの「大同エンジェルス」(勝手に命名)がいうのだから、間違いないでしょう。

 

来たよ、わたしの大同電鍋!

今日からわたしも大同エンジェルス!

妹に「鍋買った」と写真を送ってみせると「あなたの好きそうな、オサムグッズテイストだね」。

「オサムズ・マザーグース」やミスター・ドーナツのノベルティでも有名だった原田治さんの描く50年代アメコミ風のキャラクターのことですね。さすが妹様、離れて暮らしても、姉の好みをよくわかっていらっしゃる。

http://www.osamugoods.com/

 

 

台湾産には台湾産。大同電鍋で花蓮の有機米を炊いてみた結果

 

台湾製の大同電鍋で炊くのはやっぱり台湾産のコメ。花蓮の農家が作っている有機米を青田街の大好きなカフェ「TAKE FIVE 五方食藏」で買ってきました。カジュアルだけど落ち着いた、永康マダムも御用達の美味しいレストランです。やわらかな鴨や手作りチーズは、出来上がりや入荷を待ち構えるひとも多く、すぐ売り切れちゃうのだそう。

 

 

結論から言うと、同じコメでもガスの火を調整しながら重たい鍋で炊いたほうが美味しいです。実際、大同電鍋を使っている友人たちも「おコメはね…」という意見でほぼ一致。

それならば、電鍋では何ができるのか。ゆっくりとろ火で肉料理などを仕込んでみようかなどと考えています。
炊飯と保温の2種類対応のみ、タイマーもないので、いったいどのタイミングで炊飯から「保温」に変わるのかがまだ良くわかりません。なので「カチッ」とスイッチが上がる音に、猫と一緒に「ビクッ」としています。これまで家では、聞きなれない音だったからなあ。

 

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mimi
ライター/コーディネーター。 香港から猫を連れて台北へ移住後、30年ぶりに東京暮らし。満喫中。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|