星占い大好きな台湾で、どうして水瓶男が避けられるの?
台北で、食事に行ったお店のスタッフの女の子と話をしていると、流れで星座の話題になりました。
台湾では星占いが良く浸透しているようで、「何座?」「じゃあこういう性格ね」と12星座の特徴を把握している人もとても多い。雑誌や新聞に星座占いがあるのは日本と同じです。日本でも、相性がいいとか悪いとか、なんとなくチェックすることはあるけれど、台湾は日本以上に気にしているかも。
十二支も台湾に当然あるけれど、干支で性格や相性を言うのはあんまり聞いたことがないなあ。年齢を言い当てられるのを避けているのかしら。
みずがめ座だから破談?!
その台湾人のスタッフの女の子曰く、
「水瓶座の男はだめです。台湾では、水瓶座の男は避けられます」
女性とは言え水瓶座の私は「そんな・・・」と驚くと、一緒にいた日本人の友達が
「聞いたことある。水瓶座だって理由で破談になったって」
「えええええ」
日本では丙午の女性が恐れられた時代もあったけれど、それは60年に一度だけ「丙」と「午」が組み合わさる時。水瓶座なんて12分の1の確率なのに、台湾の水瓶男性、とんだ風評被害を被っているんじゃ?
「水瓶男」が台湾女子を悩ますキーワード「何を考えてるの?」
好奇心から台湾のサーチエンジンのキーワードに「水瓶男」と入力してみると
「冷淡」
「何を考えているかわからない」
「攻略法」
「心変わりをした時の態度」
「結婚する気にさせる」
と切羽詰まったキーワードがずらずら出てきました。
他の星座で試してみても、「恥ずかしがり」やら「ミステリアス」等、その星座の人の特徴と思われるキーワードだけ。
「何を考えているのかわからない」、水瓶座男性が台湾人女性を悩ませる特徴なのでしょうか。
最初にそのことを教えてくれた女の子も、
「水瓶座の彼は、皆に同じように優しい。私のことを好きみたいな態度なのに、他の子にもそうだったの」
と、当時を思い出したのか、悔しそうな表情。
いやそれはその彼が特別に八方美人だっただけじゃ・・・と思うものの、同じ水瓶座として、完全に否定できない自分もいる。波風立てない、自分の時間とスペースを保つのが大事だから、親しい相手からもさっと距離を置くことがある。それを「さっきまで優しかったのに?」と責められたら、いやーそんなつもりじゃなくてさあー、と当たり障りのない態度でいるのが、相手には辛いのかもしれないですね。
「でも今の彼は魚座。私は牡羊座ではっきりした性格だけど、彼は魚座で優しいから、丁度いいんです」
と彼女は幸せそうでした。
とはいえ、他の台湾人の友達に聞いても「水瓶男が結婚できない?聞いたことないよ」と怪訝な顔。別の友達は「うちの旦那、水瓶座」と笑っているし、一部の都市伝説なのでしょう。水瓶男子の皆さん、安心してください。
海外向きな射手座女子
みんなの居住地は日本、香港、台湾、北欧と様々だけれど、顔を思い出すだけでこちらが笑顔になる。
元気で賢く、好奇心旺盛で勉強も大好き、聞き上手で話し上手だから、一緒にいて気付かされること、大笑いして励まされる、かけがえのない友達ばかり。
彼女たちに、香港と台湾の生活をどれだけ支えてもらったか、わからない。
でも、星座で「この人はこう」と先入観を持ってしまい、最初から避けたり、或いは最初からグイグイ行くのはナンセンスですよね。
あくまでも目安として、うまくいかなければ星座の相性を言い訳にして慰めに、うまくいったら当たってると盛り上がる。そんな感じでいいんじゃないかな。
ちなみにうちの猫は12月25日に拾った当日、獣医さんの見立てで生後3週間だったので、射手座のオスかな。猫の星座なんて関係ないさね。動物は個体によって性格も様々。でも、元気ならそれでいいです。