松山文創園區へ、取材やイベント、展示を観に時々でかける。
しかし私は並べられた静物やモノを鑑賞したり、色々感じることが出来ない。絵画も鑑賞の仕方がわからない。展示されているモノでは動かない、偶然出会って「キャー」となる気持ちからでないと、感想が沸き上がらない。
この日もイベント展示物に全く関心が起きなかったため早々に切り上げて、散歩に出た。
このエリアはいつ来ても、ひとがいるようでいない。
都会の真ん中に、小さなみどりのトンネルがある。
雨の日は、樹木の香りがなおさら強く立ち込めるのでいとおかし。
中庭のベンチで並んで座り、ランデブーしている大人がいたり。
ひとりで物思いにふける外国人は、留学生だろうか。
カメラを持って、ふたりで来るのも楽しそう。
誠品生活や、今造っている台北ドーム(大巨蛋)もすぐ近くだから、このあたりに出かけてくる用事のある人は多いんじゃないかな。
なんで私はしっかり鑑賞することが出来ないんだろう。
本をどうやって読めばいいのかわからない、コンサートでどんなふうに楽しめばいいのかわからないと途方に暮れるひとに出会って、どう答えていいかわからず私も途方にくれた。慣れなのか、学習なのか、才能なのか、努力なのか。わからない。
答えの出ないことを考えても煮詰まらない、台北の中の小さな森。
いつ来ても空間があるから、深呼吸しやすい。誰かの邪魔にもならず、誰かに邪魔もされず。
最近好きなのは、誠品生活の中にある「恒之茶居 Hang’s Cafe」で香港ランチをしてからの散歩です。あのカフェも、私にとっては小さな森のようなのだ。
松山文創園區
住所:台北市信義區光復南路133號
アクセス:MRT「國父紀念館」駅5番出口から徒歩8分
ULR:https://www.songshanculturalpark.org/
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