台湾南部の高雄でワクチン接種を受けた80歳の男性に寄り添う黒づくめのボディーガード「護草使者」になごみ。
高雄市立楠梓高校のワクチン接種会場に、裸足でフラフラと現れた80歳の林さん。椅子に座って順番を待つ間、足元に林さんの愛犬で3歳半の黑仔と彼のガールフレンドも待機する様子に「家族を守ろうと付き添っているのね」接種会場のスタッフたちも和んだそうです。
裸足の林さん、黑仔を踏んでる。犬や猫と暮らしている人なら、この力加減と触れ合っていたい信頼関係、わかると思います。
それにしても80歳のお爺さんが裸足で犬連れてフラフラ接種に現れるって、かなり自由だな……と少し心配な反面、この伸びやかさは羨ましい。暖かいワンコに触れながら接種を受けられたら、気も身体もずいぶん楽なんじゃないかな。
動物が怖い、アレルギーの人、衛生面は?など、考え出したらきりがないけれど。
デルタ株の感染が確認されるなど、台湾の南部から緊迫したニュースが連日、立て続けに伝えられています。高雄も慎重な様子のようだけれど、合間にこういうニュースを見て、ほっとしました。
高雄一百 Facebookページより。
アイキャッチ画像も©高雄一百ページからお借りしました。
台湾蘋果日報のニュースでは「阿公身邊出現了兩名全身黑的護草使者」おじいさんの側にはふたりの全身黒づくめのボディガードが登場したと書いています。黒づくめのボディガード、確かにその通り。
放心不下阿公打疫苗 「歐告」帶七仔黏TT一路相陪
「護花使者」は女性を守る者を意味しますが、花を草に変える「護草使者」で男性にも使えるのね。初めて知りました。
護花使者といえば香港の歌手・李克勤1991年の曲が思い出されます。香港の街中で流れているのを聴いたちびっ子たちがリズムに乗って楽しそうに踊りまわり、「浪漫的情人」「我愛嗎!」と歌詞を叫んで腰を振り振り、可愛かったの覚えてる。あの子たちも、もう大人になっただろう。どうしてるだろう。今はどこにいるだろう。
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