フリーランスの第一歩:健康保険カードの切り替え
1月31日付で前の勤め先との契約が終了したので、色々と自分の身の回りのことを整えなければなりません。春節があけて今日が仕事始めの台湾で、早速健康保険カードのステイタス切り替えに行きました。外国人居住者も、この「健保」に加入していれば病院、診療所、歯医者、鍼灸も保険対象になるので、掛號(診察料)100~200元程度(薬代や手術等の処置は別)で診てもらえます。
夏に体力が落ちて虫歯が腫れあがってしまい、右だけペコちゃんになった時も、毎回150元の掛號で済みました。歯のクリーニングも半年に一回は保険で賄えるから素晴らしい。外反母趾附近が痛くて歩けなくなった時は、鍼灸で一発で治してもらいました。これも保険対象。入らないわけにはいかないです。
健康保険の手続きをする場所:住居の區公所
区役所のようなところですね。台北市政府のサイトで、住まいのエリアの區公所を確認します。
臺北市各區公所
http://ca.gov.taipei/ct.asp?xItem=96513558&CtNode=40544&mp=102001
区役所に入ると、あらゆる政府機関同様に、ベストを着用したボランティアの方々が待ち受けて、笑顔で用向きを尋ねてくれました。「健保についてなのですが」と尋ねると、「7階に行ってください」と即答。エレベーターのボタンまで押してくれました。ここは「綜合櫃台」、総合窓口となっていて、健保の他に兵役に関する届け出なども出来るよう。
手続きに必要なもの
:これまで使っていた健保カード、居留証、パスポート、離職証明(オプション)
総合窓口のフロアに行くと、エレベーター前にもボランティアの方々が待機していて、ここでも笑顔で私の用向きを尋ねてくれ、答えると番号札をすぐに発行してくれる人、「お水を飲む?」と聴いてくれる人、空いている席へ案内してくれる人と、なんかもうコンシェルジュサービス並の親切さでした。
すぐに番号を呼ばれて、会社で入っていた健康保険を個人に切り替える旨伝え、持ってきたものを提示します。念のため持ってきた離職証明も渡すと、係の方は「あら、いいわね」と感心した様子だったので、私も小さくドヤ顔。それらをもって、「コピーをとりますね」と係の方が離席している間に、渡された所定の用紙に氏名、住所、身分証番号などを記入して署名します。
係の方は内容をチェックして、
「1月31日まで会社の保険だったから、2月1日付で個人に切り替えましたよ。また会社に勤めることがあったら、今度は会社から申請しなおしてね」
「わかりました。今、支払いはしなくてもいいですか?」
「3月末に書類が自宅に届くから、銀行振り込みをしてください」
「はい。カードは今までのものが使えるんですか」
「使えます」
「わかりました。…これで終わり?」
「終わりです」
區公所に到着して手続き完了まで、10分かからなかったかな。あっさりしています。先ほどのボランティアの方々に、「終わりましたーありがとー」と挨拶して、笑顔に送られて區公所を後にしました。
台湾でもうちょっと頑張ろう。頑張れるかな…と不安に思うこともあるけれど、親切な人が沢山いて、ちゃんと公的手続きも出来るとほっとします。頑張ろう。
川の流れのように~