台湾で香港ムードにひたる場所

忠孝復興・祥發港式茶餐廳|黒白淡奶のカップで香港式ミルクティ

香港式の美味しいミルクティが飲みたいよう!台北にいくつもある港式茶餐廳の中でも、安定の有名どころ祥發港式茶餐廳にやってきました。

星洲炒米。

野菜やハム、チャーシュー、蝦などをカレー味に炒めたビーフン。たまごが絡んで、カレーの風味もマイルドになります。香港で食べるよりも、ビーフンの歯ごたえがあって美味しかった。やっぱり台湾はビーフン使いがうまいのかな。

 

干炒牛河。

牛肉、葱を米粉の平たい、きしめんのような麺「河」を醤油ベースで炒めたもの。こちらはちょっと、歯ごたえも味も柔らかかったかな。香港で食べるようなパンチがなく、台湾ナイズされているかも。

 

香滑絲襪凍奶茶。

これは美味しかったよ。香港で飲む味でした。

直訳すると「滑らかストッキングミルクティ」ですね・・・

香港ではあまり「絲襪」、ストッキングで濾すことをメニューで強調することはなく(それが当たり前だからかもしれない)、「奶茶」ミルクティーとだけ書くことが多いと思います。

こちらのお店の方たちは台湾人でしたが、広東語を上手に話せるようでした。

香港式ミルクティのお約束は「黒白淡奶」というクリーム。マンゴープリンなどを作る時も、良く使っていました。茶餐廳も、多くのお店でこのカップを使ってますね。

香港にいた頃は、自宅でこのカップを使おうとは思いませんでした。家で、お寿司屋さんの、魚の種類がびっしり書かれた湯のみを使うようなもので、異国情緒が過ぎます。

この祥發茶餐廳のレジの前に飾ってあるのを見たら、

「売り物ですか?」

思わず尋ねてしまい

「売りますよ」

と即答されて、

「ちょうだいな」。

カップだけではなく、住んでいる国や街の文化色が濃い雑貨を使うことに、私は抵抗があります。赤面してギャーっと叫びたくなる、葛藤する自意識について、こちらに書きました。

https://mimicafe.net/someday-datung-will-come/

香港を離れてしまったから、台湾でこのカップを素直に買えたのかもしれません。

 

家で、朝のミルクティを飲むときに、時々使っています。うんと濃くして、ミルクも温め、黒糖も思い切っていれます。さすがにストッキングは使わないけど、旨いんだよ。

祥發港式茶餐廳

台北市大安區大安路1段108號 02-23318556 11:00~23:00

※店舗情報は訪問、掲載時のものです。事前に営業状態を確認してからお出かけください。

 

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mimi
ライター/コーディネーター。 香港から猫を連れて台北へ移住後、30年ぶりに東京暮らし。満喫中。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|