タイにいきた過ぎて、台北東區の「泰讃了」Thai Like Teaでカオニャオマムアンドリンク。

台北にいくつかある「泰讃了」、市民大道の本店は夕方6時からに営業時間が変わったので、昼間に飛べる支店をたずねました。
こちらの敦化店は、2022年3月にオープンしたばかりだそう。
おしゃれやトレンド発信地と言われて久しい東區の中で、この掘立小屋のたたずまいはちょっと異次元。素敵よ。

いつもは本店でオーソドックスな「タイ式ミルクティ」や「ピンクミルク」を飲んでいたので、今日は違うものを紹介してもらいました。

泰國皇家芒果糯米飯凍飲。
「マンゴーとココナツミルクともち米ドリンクか……」
うわさに聞くタイのスイーツ＜カオニャオ・マムアン＞風ですね。しかしもち米とマンゴーってあうの？私はもち米とあまいあんこの組み合わせ、おはぎが苦手なので、マンゴーともち米の組み合わせもこれまでずっと遠慮してきました。でももう、タイにいきた過ぎてちょっと日ごろの自分の好み等は横においときましょう。そこまでがけっぷちの気分だったのです。

「蝶豆花」、バタフライピーで青く色づけられたもち米がボトムに、クラッシュアイスのココナツミルクが注がれ、ねっとりしたマンゴーがトップに浮かぶトリコロール。
「よく振ってから、ストローを刺して飲んでね」
お店のおねえさんに念を押されました。

おうおう、可愛いじゃねえか。これだけ可愛いならもう、口に合わなくてもいいや。そんな朦朧とした頭で飲んでみたら、大変に美味しかった。とろけるもち米、甘くやわらかくくずれていくココナツミルク、甘酸っぱいマンゴー。強すぎず、優しく、でもちゃんと存在している。あまりにも口にあうから、脳天に何かが来てしまったような気がしました。
近くで車を拾って帰ろうと思っていたのに、入り組んだ東區の路地裏を、ずんずんと歩いてしまったほど。
この日、台湾の国内感染者が今日は初めて１日で3万人を超えました。
マスクは必須だから、路地の隅、人気のないタイミングで立ち止まってマスクをずらして飲みます。
うまいうまい。

私はもしかしたら、昼間っからハッピーに決まっちゃった人のように見えたのかもしれません。すれ違う「東區風」のお兄さんたちがやたらと目線をくれたり、茶餐廳のお兄さんたちに挨拶をされたりしました。普段、そんなことは決してないのに。タイにいきた過ぎてドリンク飲みながら浮かれたやべえ人状態になってしまったのかもしれないです。