台南でどうしても入りたかった店がまたしてもお休みという現実に打ちひしがれて、炎天下ふらりとなり、人びとが狭い路地に肩を差し込むように入っていくのを見て、私も薄暗がりに吸い込まれていきました。
クーラーの効いた部屋もあるけれど人でいっぱいでした。孔子廟周辺のみどりが見える席に座りたくて、誰もいない、窓を全開にしたエリアに。
風が入るので、外の気温は30℃でも室内は過ごしやすかった。
暑さ対策で再び甘いものを頼みました。オーダー表に自分でメニューを記入してレジで会計するシステムです。チェック入れではなく、書き込み。暑さで朦朧としていたので、口頭で伝え悪いけど書いてくれませんかとお願いしたものの、「自分で書いて」と却下されました。そういうシステムだし、店員同士でのおしゃべりが忙しいみたい。
コーヒーフロートを頼みました。
なんかすごいの来ちゃったね。
台湾では、このカラフルなチョコレートの飾りがよく使われます。あるお弁当屋さんのカツカレーに添えられているマッシュポテトにもこれがトッピングされているし、どこかの熱炒(台湾式居酒屋)でタケノコのサラダにも、マヨネーズの上にさらにこれがかかっていました。
狭い路地と、カフェのある二階に上がる階段はアンモニアと下水の匂いがします。店内は匂わなかったけど、気になる人には、ちょっと難しい場所かな。雰囲気はあるんだけど。それとどう折り合いつけるか。
窓際の、風のある席はとてもよろしゅうございました。二度目はあるか、ちょっと悩むところ。
窄門咖啡
台南市中西區南門路67號2樓 06 211 0508 月-金 11:00-20:30 土日 10:30-22:00