台湾でサッカー中継が見たいから、引っ越しを機に「中華電信MOD」加入。「第四台」との違いがよくわからない

引越し当日、車が来る前にテレビに繋がれていたケーブルテレビの機材を引っこ抜いて、リモコンなどと一緒に袋に詰め、ケーブルテレビ会社へ行きました。

引越し先は同じエリアだけれど、この機会にサッカーチャンネルが充実している別の会社に乗り換えるためです。

「引越すから解約します」

電話で伝えた時、

「どのエリアへ行くの？」

「同じエリアです」

「だったら」

「別の会社に換えたいんです」

「何か問題がありましたか？」

「いいえ、あなたの会社はとても親切だと思います・・・でも、私が見たいサッカーチャンネルがありませんでした」

「そうですか・・・では、機材をサービスカウンターまで持ってきて、清算してください」

引越しを機に「台湾のテレビ問題」をまとめてみました。

Contents

1 台湾のテレビの謎。「チャンネルが多すぎるケーブル」「第四台って何。MODと何が違うの」
2 ＭＯＤと第四台（ケーブルＴＶ）は別物だった
3 チャンネルはケーブル会社ごとに違う
4 ＜今回の加入備忘録＞
5 台湾・台北での引っ越し関係コラム集

台湾のテレビの謎。「チャンネルが多すぎるケーブル」「第四台って何。MODと何が違うの」

①台北市内にはいわゆる「第四台」、ケーブルテレビ会社が複数ある。

②同じ台北市内でも、加入しているケーブル会社によってカバーするエリアが異なる場合がある。

③ケーブル会社によって、加入チャンネルが微妙に違っている。

④私が加入していたケーブルには、「足球台」サッカーチャンネルはなかった。

⑤ケーブルとMODは別物

以前中山エリアから松山エリアへ引越した時に、②を知ってびっくりしました。「どうすればいいの」と尋ねると、「機材を全部返しに来て。あなたは引っ越し先で別の会社に加入するしかないわね」と素っ気ない返事でした。もう二度とあの会社は使いません。

そして③はともかく、④の問題。

友達が台北で長期入院している間「することないから、ずっとサッカー観ていた。チャンピオンズリーグとユーロ」と聞いて調べたところ、中華電信ＭＯＤの「168 愛爾達足球台 ELTAフットボールチャンネル」で放送していました。私は「公視３」でチャンピオンズリーグを見ていたけれど、時々変なことになるしリアルタイムではなかったので、モヤモヤしていたのです。来年のワールドカップを見据え、引越しを機に「中華電信ＭＯＤ」に乗り換えることにしました。

が、ここでまた問題が勃発。

ＭＯＤと第四台（ケーブルＴＶ）は別物だった

引越し当日の夕方、中華電信の人が来てＴＶを設定してくれました。これで素敵なサッカーライフ！とウッキウキしながら「ＮＨＫは何チャンネルですか？」と尋ねると

「ＮＨＫはないです」

「えっ？」

日本や香港のように、テレビを繋いでアンテナがあれば基本的なところは映る、というわけはないのね。

まして、ＭＯＤというのはケーブルとは別物だったのです。

日本で例えるとなんだろう・・・ＭＯＤがスカパーで、ケーブルが基本的な地上波のような位置づけなのかな。台湾人の友達に聞いても、誰もが曖昧で明確な答えは出てきません。みんな、住んでいるエリアをカバーしているケーブルに、なんとなく加入しているようでした。

ＮＨＫが映らない。じゃああしたの「ひよっこ」見れないの？！

呆然としていると、同じ時間帯に来て鍵を取り換えてくれていたおじさんが

「あのね、さっきの話が聴こえたんだけど・・・第四台なら＜北都＞がいいよ。安いし」

「本当に？ありがとう、調べてみます」

ネットで調べて電話をしたら、翌日には来てくれて設定完了。結構お安かった。そしてここには、「ＷａｋｕｗａｋｕＪａｐａｎ」なるチャンネルもありました。今までのケーブルだと、日本の番組は「ＮＨＫワールド」と「ＶＩＤＥＯＬＡＮＤ」だけで、それでも十分と思っていたのに「Ｗａｋｕｗａｋｕ」は毎日日替わりでドラマを流すし「マツコの知らない世界」もやっている。でも、ドイツのニュース番組「ＤＷ」はなくなって、それは「ＭＯＤ」で見るようになります。