7月、台湾鉄道の竹田駅へ取材に行きました。
現存するレトロな駅舎や、日本人にゆかりのある図書館。日本との歴史を解説員から聞いている小学生たち。台湾の南、屏東ののどかな風景は心休まって、来てよかった、もっと多くの人にここまで足を運んでほしいなあと思う場所です。
しっかし暑い。7月の台湾南部は、文字通り焦げてしまいそうな強い日差しでした。一通り取材が終わり、「コーヒーでも飲みましょう」と一休みするために入ったのは、台湾鉄道・竹田駅前にあるカフェ「大和頓物所」。
かつて精米工場だった建物の壁や敷地はそのままに、ガラスや木材を使ってリノベーションした、とても広々としたカフェ兼焙煎所でした。
この周辺で取材中に出会った、商売をされている方たちはみな客家人でした。この店の名前「頓物所」も、客家語で言うお米の集積所が由来なんだとか。
現在、日本統治時代の建築物「ヤマトホテル」をリノベーション中の大和グループが、この地の人たちに長く親しんだ竹田駅前の建物をカフェに生まれ変わらせたそうです。
この日は平日だったためか、この広さにもかかわらず私たち以外の来店者はいませんでした。
焙煎所兼とはいえ、バリスタは頼りないほど若い女の子ふたりだったので、あまり期待しなかった。でも、しっかり美味しかったのは予想外の喜び。
台湾は、南へ行けば行くほど私好みのコクのあるコーヒーが待っていてくれます。日本人が忘れてしまった、もしかしたらもう日本では見つけることができない日本の姿も。
大和頓物所
FB : https://www.facebook.com/coffeebeanstock/
屏東縣竹田鄉豐明路26號
087712822
※店舗情報は訪問、掲載時のものです。ご利用前に営業状態を確認してからお出かけください。
地図で探せる台北カフェマップはこちら
テーマ別おすすめカフェセレクション