香港→台湾の猫検疫準備に丸一年。
香港から台湾へ、10歳になろうとしていた家のネコ「福ちゃん」を連れて行くにあたって、空港や台湾での検疫隔離については、以前書きました。
当時の香港から台湾への動物検疫は厳しくて、ステップバイステップというか、一つ一つの手順をクリアするのに数週間から数か月間をおいてゆっくり準備する必要がありました。間を置くのは、猫のためでもあるのでしょうね。
検疫のための準備のステップをまとめておきます。
識別のためのチップを入れる
台湾の検疫が指定する型のチップでないといけません。チップが世界統一ないというのがびっくりだけど、もし香港側でうっかり適当なものを入れて台湾の検疫が用意するスキャナーで読み取れなかったら一巻の終わり。
「なんなら自分でスキャナーもってこい」というレベルでした。
「なんなら自分でスキャナーもってこい」というレベルでした。
香港の動物病院は「うちにあるのはこの型。これでいいのか台湾に確認して」というので、台湾の検疫所にメールで問合せしました。ここで数日かかったけど、「問題ないよ~」と返事が来て、クリア。
予防注射
チップを入れるのと同じタイミングか、チップを入れてからでないと「この番号の猫にこの注射をしましたよ」という証明が出ない等難しいところもあったので、順番は病院で確認が必要でした。
注射をしてから数週間から数か月、間をあけて
血液検査
動物病院で採血は出来るのに、香港では検査機関がない。ここでまた、台湾の検疫が指定する検査機関のリストを渡されました。世界中にあるのね。なんかよくわかんないけど、とりあえずアメリカ?と指定。結果が出るまで、また数週間。
結果が出て問題なし、となって、そこからさらに数週間から数か月間をあけて、
再度予防注射
短期間に何度も注射をすることが正しいのか、物凄く迷いました。ネットで調べると、リスクを覚悟しろという文言もあって、そうまでして台湾へ行く必要があるのか。
リスクがどんな形なのかわかりません、6年たった今年の春、福ちゃんの腿に腫瘍ができたのが、注射の影響だったのかもわからない。幸い悪性ではなかったけれど。
福ちゃんの足にお豆が出来た時の話 猫専門の動物病院 101台北貓醫院
最後の予防注射からさらに三か月間をおいて、健康診断をしてから、ようやく出国、台湾へ入国できる運びになりました。この経過に、約一年。長かった。