香港と台湾で違うこと、似てること

【のり】台湾・香港 ペットの名前に日本食材の波?【みそ】

台湾や香港も、日本と同様に猫や犬と暮らす人たちがとても多く、動物愛護の活動も盛んです。散歩中に出会うわんこの飼い主さんの容貌は覚えていなくても、ペット本体を見て「あらまた会ったわね」と認識することも増えました。

台湾・香港で増えつつある食材由来の「和名」わんこ・にゃんこ

 

日本ではわんちゃん、ねこちゃんに「きなこ」「まめ」「あずき」「あなご」など食材の名前を見かけることが多いですね。

先日も、友人の同僚の方が里親になった保護猫の写真を見せてもらい

「きゃわわでしゅね~、お名前はなにかな?茶色のふわふわだから、きなこちゃん?おまめちゃん?
あらあら、むぎちゃんでしゅか~」

人格崩壊した言葉遣いで身もだえながら予想したのも正解も、食材になる和名ばかりでした。

台湾にいて、ペットを呼ぶ声を聴いたり、SNSを眺めていると「小黑」「花花」など中文名が多いように感じます。香港では英語の名前が主流かな。
でも最近、散歩中に呼ぶ名前を聴いて「今、なんて?」と立ち止まったり、SNSで二度見したりすることも増えました。

日本の食材の名前が増えてきているのです。

彼らが命名する食材由来の和名は、日本人がつけるのとはひと味違うストレートさ。それがまた可愛さの隠し味になっているので、紹介したくなりました。




台北のカフェに現れ保護された「のり」ちゃん

 

 

台北・木柵のカフェ「Ruins Coffee Roaster」にある日ふらりと現れた人懐こい猫。オーナーWillさんのお姉さん、Charlaneさんが保護した「Nori」ちゃんです。名前の由来は「海苔」からだそう。

Noriちゃんは保護されてすぐに身ごもっていることが発覚。インスタ@norifamilyでは、にぎやかに暮らす様子を垣間見ることが出来ますよ。

 

Noriちゃんの子供たちは中文名で「大大」「醬醬」「三三」「花花」。

 

可愛がられてのびのびと暮らすNoriファミリーの生活、幸せのおすそ分けにどうぞ!

Norifamily Instagram

Ruins Coffee Roaster Instagram
https://www.instagram.com/ruinscoffeeroasters/

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香港の街を案内する柴犬「もち」ちゃん「とろ」ちゃん

 

 

香港政府観光局のPR動画で、オールド・セントラルを案内する柴犬チーム「WE5」の可愛さに悶絶した人もいるのでは?

 

 

柴犬たちの名前は「Mini」「Mochi」「Toro」「Yakult」「Yobi」。5匹中に「もち」ちゃん「とろ」ちゃんと食材、変化球で「ヤクルト」ちゃんもいます。香港でもヤクルトは生活に根付いた人気飲料。「おもち」「トロ」も香港人が日本へ行ったら食べたいもののようです。

そういえば、ずいぶん前だけど香港で謎の草餅ブームがあったな…日本へ行った子たちが争うように草餅を買ってきて配るので、日本人の私たちが「なぜ草餅?」と戸惑い、「なんでそんなこというの?草餅美味しいじゃないか!」と香港人に説教される不思議な現象になっていました。

お散歩に遭遇した時、写真撮影やなでなでの礼儀作法も忘れずに

WE5はもともと中環エリアで散歩する様子が人気を呼びましたが、有名になると触られたり写真を撮られたりすることも多くなったよう。飼い主さんはFBで

*撮影前に一言尋ねてください
*撮影する時は交通安全に注意してください
*わんこのトイレタイムは撮らないでください
*フンを片付けているところは撮らないでください
*わんこを触る前に一言尋ねてください

と注意を呼び掛けています。

可愛さのあまり我を忘れて飛びつきたくなる気持ちはわかるけれど、好きならなおさら、相手を尊重することを忘れないようにしましょうね。

WE5 Shibaland Facebook

Instagram

香港スターを猫の下僕にした「みそ」と「だし」

 

香港の俳優ニコラス・ツェー謝霆鋒のアカウントをフォローしていたら、最近ねこちゃんが登場するようになりました。名前はmisoちゃん。

 

 

初登場の挨拶は英文だけれど、名前は「みそ」なことにじわじわと微笑みが溢れてしまいました。

彼がプロデュースする食のブランド「鋒味」で味噌ベースの調味料を出したので、それもきっかけなのかもしれませんね。

misoちゃん初登場の時、ファンからは「可愛い!」「味噌ですか?」とコメントがついていたので「味噌」を「miso」と読むことは、もう中華圏でもあたりまえに浸透しているのだなと感心しました。

「みそが放してくれないくれないから、10分遅刻です」

 

「なんでこんな体制で熟睡できるんだ…動けないじゃないか…」

コメントから推測すると、ニコラスも猫奴(ネコの下僕)まっしぐらのようです。

いつのまにか「だし」ちゃんもいた!

 

 

鋒味曲奇 Chef Nic Cookies

シェフ・ニコラスのクッキーは香港土産におすすめ




 

命名したとき、「福」の焼き印のあるあんぱんと並べてみました。

わたしの家にいるねこは「福ちゃん」です。香港でクリスマスの日に拾ったので洋名の「ノエル」なども考えましたが
「どうみてもノエルじゃないでしょう、福ちゃん以外ありえない」
と友人たちは笑っていました。

香港でペットと暮らし始めた日本の友人たちのわんこやにゃんこも、「たろう」「はなこ」「ゴエモン」と古風な和名が多かったな。
香港ではねこに「ミミ」と名付けるひとも多く、私もミミとよばれているため動物病院で「ミミ」と呼ぶ声がすると思わずふり返ったり立ち上がったりしたものです。台湾では、まだその経験はありません。

台湾や香港のペットの命名で使われる和名は「ド・ストレート」系。それもまた、何とも言えない可愛らしさを感じます。

これからはもっと、街中や動物病院、SNSでもストレート系和名の子たちと出会いが増えるかな。楽しみだけれど、変に身もだえたり、鼻息あらく瞳孔開いたりして怖がらせないように、気をつけなくちゃ。

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台北在住のライター/コーディネーター。 長年暮らした香港から、猫を連れて台北へ移住しました。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|