八方雲集の鍋貼（焼き餃子）を、もっと美味しく食べるには。

台北のあちこちにある、餃子チェーン「八方雲集」。
チェーンだからどこで食べても安定のお味、と思うでしょう。
人の手で焼くものは、焼き方の人によって全然出来上がりが違いました。

家の近所にある「八方雲集」で、私は通りに面したオープンキッチンにいる「焼き方」が誰なのかをチェックします。
マスクをしっかりつけ、アッシュにカラーリングしたショートカットが潔く、寡黙なお姉さんだったら買い。彼女が焼いた餃子はこんがりと焼き目がついて、誰よりもきれいに美味しく並ぶからです。
見てちょうだいこの仕上がり。上手な人が焼くとこんなに美味しそうに。

いつもマスクをずらしているお兄さんは、焼きが浅くふにゃっとしたものを出すから、彼が焼き方の時は避けます。最近入ったお姉さんも、皮が破れた状態であげてくるから話にならない。そんな焼き方にばかり当たってしまうと「八方雲集？チェーンでしょう、あんまり美味しくないよね」と否定的になるかもしれません。

大事なのは焼き方だけではありません。レジの人、商品だしの人がてきぱき正確で、チームワークが良くないと、出来上がった餃子がしばらく放っておかれることもあります。それでは、美味しいもへったくれもあったものではない。

旅行で来て「八方雲集、選り抜きメンバーかどうか」まではチェックしにくいし、限られた期間、たまたま行った日その人たちに出会えるとは限らず、難しいかもしれないですよね。幸運を祈ります。
もし台湾に長期滞在をして身近に八方雲集を利用する機会があれば、焼き方とそのチームにも注目してみてください。