台湾でサッカー観戦

台北ユニバーシアード2017|女子サッカー決勝戦、日本代表VSブラジル代表。スタンドで聴いた台湾人のことばに嬉しくなった夜

台北と近郊で開催されているユニバーシアード大会も大詰め。サッカーは男女ともに日本代表が決勝に進出。8月28日(月)20時キックオフの女子決勝を輔仁大学のサッカー場へ観に行きました。

自由席。前週にも同会場に男子の日本VSカナダを観に来たので、どこに座ると観やすいかは把握していました。メインスタンドではなく、グレーの覆いをかぶせた簡易スタンドの方がピッチに近い。ガッチリした応援団はメインスタンドの方にいました。私は日本人による日本代表独特応援スタイルが好きではなく、それを無視する自分の頑なさを観戦中に意識したくないし、興奮状態の追っかけ女子の絶え間ないおしゃべりも煩わしかったので、前回は前半戦でメインスタンドを離脱して、簡易席の方へ移動しました。こちらは初めてサッカーを見るらしい台湾人の家族連れや男の子、女の子同士のグループ、台湾在住らしいい外国人や、ひとりで観に来ている日本人の姿もちらほら。

台湾人が周りにいる方がうるさいんじゃないの?とも言われたのですが、全くそんなことはなかった。むしろ、彼らの素直な反応や言動に囲まれて、とても楽しかったです。

 

ゆるやかに、初めてのサッカー観戦を楽しむ人たちの声や反応が好もしい

 

「ニッポンってどういう意味?」

とお母さんに尋ねて「日本のことよ」と教えてもらい「ニッポン!」と早速声援を送ってくれる小さな男の子や

「面白い!」「楽しい!」

と手を取り合って喜ぶ女の子たち、

「ガンバレー」「ダイジョウブー」

と日本語で声援を送る人たち。

ブラジルの選手たちは、みないいお尻をしていました。大きくて位置が高い。中でもひと際どっしりした体型の選手は恐ろしいほど足が速く、彼女が駆け上がってあっという間に日本のボールを奪うたびに「速い・・・」とため息まじりの感嘆も。ヤジが飛ぶでもなく、どちらが攻めても守ってもわあわあ興奮して拍手を送る人たち。

代表ユニまではいかずとも、日本と、そして台湾代表のカラーでもある青いシャツを着ている台湾の人たちが、ゆるやかにサッカー観戦を楽しんでいる話し声や歓声は、とても好もしかったのです。

おまわりさんもところどころ配置されていました。にらみを利かせているというより、警備と観戦半々くらいの勤務態度。ちらっと見るどころか、観客席に背を向けて試合を見ている人もいたので、何してるのかなァと不思議でした。

 

 

好球ッ!おまわりさんのナイスキャッチにやんやの喝采

でも、いい仕事をしたおまわりさんたちもいました。

キックオフ前に、観戦席で追いかけっこをしていた小さな男の子たちのお兄ちゃんの方をやさしく引き止め、両手を握るようにして「もうすぐ始まるから、おとなしく観よう」と穏やかに言い聞かせたおまわりさん。兄弟も聞き分けよく、両親の隣に戻って座りなおしていました。

試合中、フェンスを越えて飛んできたボールを足で止めたおまわりさんには、やんやの大喝采でした。「好球ッ!」と声援も飛んで、私も笑ってしまった。「好球」は、ナイスキャッチやナイスシュート、いろんな場面で使えるようです。

場内では飲食物の販売は無いので、食べることが大好きな台湾人(もちろんわたしたちも)はあれこれ持ち込み。スタンドはフライドチキンや八角を使ったおかずのお弁当、大きなピザの箱を嬉しそうにかかえて来る人もいて匂いのカオスではありました。でも、楽しかった。

地元で行われる試合をみんなで楽しみに観に行く。これが本来あるべき姿のように思いました。

サッカーを良く知らない、応援のタイミングもわからない、でも何の抵抗もなく「観に行ってみよう」と出かけられるのは、とても良いことだなあ。

中華台北のA代表の試合でも、有料ではそこまで人は集まらない台湾のサッカー事情。でも、これを機会に「またサッカー観に行きたい」と気軽に出かけたり、「わたしも、サッカーをやってみたい」に繋がったらいいな。きっとそうなるような気がします。

 

 

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mimi
台北在住のライター/コーディネーター。 長年暮らした香港から、猫を連れて台北へ移住しました。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|