30年ぶりの東京生活

「いつ、台湾を離れようと決めたの?」

2010年の9月から暮らし始めた台北の生活を引き払い、2022年8月26日、猫とともに東京・羽田に降りました。

羽田に到着した時。福ちゃんは無事検疫を終えてケージの中でだんまり。

 

1991年に日本を離れて香港へ行き、その後移り住んだ台北から帰ってきた私を、日本の家族や友人たちは「きっと沢山悩んで考えて決めたことだろうから」と多くを尋ねず、ただ「お帰り」と両手を広げて迎えてくれたのが、本当にありがたかったです。
「何でいまさら、帰ってきたの?」
という対応は、今のところ誰にもされていないと思います。
でも、台湾の友人たちからは
「どうしてなの」
「いつ、日本へ帰ると決めたの」
と尋ねられました。
猫の検疫があるから、少なくとも半年以上前から準備は始めていた、と答えています。

この日にこういうことがあったから台湾での暮らしに「見切りをつけて」ああ、もう帰ろうと思い至ったのでもなく、ただ単純に「私、日本に住む資格を持っているな。東京を離れてもう30年以上たつし、日本で暮らしてみたいな」と考えました。でも、いつ帰ろうと決めるきっかけが無かった。
そこにTMネットワークの数年ぶりの再始動ライブが発表され「観においで」と誘ってもらい
「そうだ、TMのライブの日に焦点をあわせて、日本へ帰る準備をすればいいのだ」
と気が付いて、本格的に動き始めたというところです。
コロナ禍の隔離だ検疫だ、なんて面倒なことがなければライブを観にさっと東京へ行き、さっと台北へ戻れたし、この30年あまりずっと、そうしてきました。ライブやサッカー日本代表の試合、宝塚の舞台、家族や友達の結婚式。東京はとても近い場所だった。でも、コロナ禍では東京へ行って帰る往復でお金や時間を使うより、私は台北からバンコクへ遊びに行き、香港からタイへ移り住んだ友人に会うことを選びました。

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私がどこにいようと、遠くに居ても導いてくれる音楽、ライブの日に照準をあてて、日本に帰る。

「そういう決め方もあるのねえ」と呆れたのか納得したのか、友人たちは私の計画の立て方を笑いませんでした。ただ、お帰りと熱く迎えてくれた。
本当に嬉しかったです。
ただいま日本、久しぶり、東京。
香港の人たちが日本へ行くことを「里帰り」、「返郷下」というのを微笑ましく見ていたけれど、戻って来て3カ月たってもまだ「返郷下啦」の静かなワクワク感は消えません。日本で観るもの触れるもの、聞くもの口にするもの、全てが物珍しく、面白いです。
前回、2020年に一時帰国した時は、まさか次のフライトが本帰国、猫を連れて飛ぶとは夢にも思いませんでした。

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mimi
ライター/コーディネーター。 香港から猫を連れて台北へ移住後、30年ぶりに東京暮らし。満喫中。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|