台北アリーナ近くの「三橋號文具店&台北46郵政代辦所」。文具店が兼任する、台湾で一番小さな郵便局の代理店。
7月最後の金曜日、日中、快晴。
晴れ渡った空と窓を開けると吹き込む熱風に恐れをなして、夕方5時過ぎにようやく街へでかけました。
賑やかな南京東路から台北アリーナやスタジアムの裏手、住宅や小さなカフェ、レストランのある静かな路地を歩いていると、ちょっと目を引く場所がありました。
窓口がひとつだけの、とても小さな古い郵便局。
調べてみたら、この「三橋號文具郵局」は台湾で一番小さな郵便代理店なのだそう。
台湾の一般的な郵便局は、味気ないほどつるりと整っています。だから余計に、路地裏にあるこの「郵局46」の彩りと味わいに
「手紙、だそうかな……」
とひきつけられてしまいました。
行列というほどではないけれど、ふたり、三人と、途切れることなく人がやってきます。
窓口の横には、年季の入ったマルチプルカレンダー。
日本へ送るハガキに貼る10元切手を、3枚買いました。ドラゴンフルーツの絵柄、「台湾からの手紙って感じがする」と喜ばれます。
台北アリーナやスタジアムに来る時、散歩がてらのぞいて、ここからお手紙を出してみてもいいですね。
こちらの報道を見ると、この小さな郵便局が始まったのは28年ほど前。切手を買う時、窓口から中の様子はわかりませんでしたが、広さは3坪ほどだそうです。
この辺りだと、台北アリーナの向こう側、南京東路に面した南京復興寄りに郵便局があります。あるいはここから反対側、光復南路にも、そこそこ大きな郵便局がある。
でも、ちょっと手紙を出す時に、郵便局まで10分歩くのが少し億劫に思うことも。そんな時、サンダル履きでちょっと下に降りて行ける郵便局の代理店があるの、良いな。
観葉植物の葉の陰と、ポストの上や窓口にもお人形。埃をかぶらず、綺麗に手入れされています。表通りの郵便局ではできない、路地裏の個人商店ならではの可愛らしい趣きでした。
メールやオンラインで送れるものは増えたけれど、手に取る文字の嬉しさは、多分これからも変わらない。「三橋號文具郵局」に来ると、手紙を書いて送りたくなりました。
動画:【台北.玩】全台最迷你郵局 竟然還可以聽音樂會
三橋號文具店&台北46郵政代辦所 店舗情報とアクセスMAP
住所:台北市松山區寧安街9巷2號
営業時間:月~金 9:00~13:00、13:40~17:40
定休日:土・日・祝
Facebook
Instagram
アクセス:MRT「台北アリーナ(小巨蛋)」駅から徒歩5分
当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用、まとめサイトへの転載も固くお断りします。
Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.
本站內所有图文请勿转载.未经许可不得转载使用,违者必究.