今年も小田原のファームハウスHamaYouで、オーガニック・クリスマスリースのワークショップ。
去年初めて作ってみてあまりにも楽しく気持ちが良かったので、今年もまた同じ仲間と参加しました。
きっと口コミで評判が広がっているんだろうな、去年私たちが参加した日は2組6名だったけれど、今年は一度に6組、人間が11人とわんこ5匹が参加でますます賑やかでした。
良く晴れた12月の小田原、ファームの中を歩き回って素材を集めるところから始めるのは去年と同じ。人間たちが冬のファームの空気を深呼吸しながら森の恵みに感嘆の声をあげる足元を、わんこたちが嬉しそうに走り抜けていきます。ドッグフレンドリーなファームならではの可愛い活気ね。
2度目の参加は、考えすぎてドツボにはまるものなのか。
昨年の反省点などが蘇って来て、ああでもないこうでもないと私たちのテーブルはやたら時間がかかってしまい、初参加の人たちのほうが手際よく出来上がっていました。ここでの参加は初でも、これまでにリース作りの経験があるのかもしれませんね。
ファームを運営する友人夫妻、
「みみっぽいよね」
「何個並べても、これがみみの作ったものってわかる」
超笑顔で言っていました。
香港で出会って、30年近く。あの頃も今も知っている友人たちと元気に会えるのは、本当に嬉しい。
ワークショップに参加した仲間も、長い付き合いです。ひとりは高校一年の時の同級生、もうひとりは彼女の元同僚で、90年代の初めに一緒に香港に来てくれて以来、私も友達になりました。HamaYouのふたりも一緒に香港で食事をしたみんなが、30年過ぎて小田原の自然の中で一緒に歩き回っている、成り行きの不思議。
実は去年のリースも、まだ部屋の壁にかけてありました。
ファームに持って行って自然に還そうかと考えたけれど、なんとなく家に置いて出かけ、新しいものと重ねて見比べてみたり。
去年のリースを壁から外し、広げた新聞紙の上でほどいていると、涙が出て仕方が無かった。今年の2月に星に還った福ちゃんと過ごした最後のクリスマスは、このリースも一緒にいてくれたから。福ちゃんの最期の時にも、見守ってくれていたから。福ちゃんはクリスマスの日に香港の公園で保護した猫だから、クリスマスはどうしても福ちゃんとむすびついてしまいます。
ほどいた去年のリースから外した松ぼっくりや青や赤の実、乾いた蔓を、新しい今年のリースに乗せて見たら、新鮮だけどなんだか寂しげだったリースがにぎやかになりました。素材を移し替えるのもオーガニックなクリスマスリースならではの楽しみと、これも二年目ならではの思い付き。
かつては香港や東京の街中を、化粧品や洋服、食べることや飲むことのために一緒に歩き回った友人たちと、今は朝露に湿った落ち葉の中を歩きまわり、花や木の名前を確かめ合う。贈り合うのは農作物やお茶。こじゃれたセンスをひねり出す試合のようなプレゼントは、もういらないの。昔、母や親戚から採れたてだとか旬だからとか言って渡されるのを、ちょっとうっとおしいような迷惑なような気持ちで受け取っていたけれど、今、私たちもそっくり同じことをしています。嬉々として。
幸せや嬉しいこと、ありがたいことって何なのか、それぞれの場所で同じくらい時を重ねて歩み、だいたいわかってきたのだと思います。
2022年のクリスマスリースワークショップはこちらで詳しく紹介しています。
Farmhouse HamaYou 情報はインスタグラムでご確認ください。わんこたちの写真もいっぱい。
https://www.instagram.com/farmhouse_hamayou/
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