台湾に数多くある動物病院の中でも珍しい、猫専門の病院「101台北猫医院」
きちんとしたシステムで、飼い主にもストレスの少ない猫病院
台湾の、人間の病院では「掛號」といって、番号札を取って順番待ちをする。
大きな病院だとネットでも掛號を取ることができ、診察順の進み具合もチェックできるので
「そろそろ自分の番が近いな」
とわかってから出かけるけれど、それでも待ち時間の予測がつかないこともある。
この猫専門病院は、これまでは先着順だった。
いつも行くときは朝一番、シャッターが半分上がっている状態でおはようございますっ!とグイグイ入ったりした。
それでも待ち時間が出来たりする。仕方ないので、病院専属の猫と遊んだり、待合室の本棚に沢山置いてある日本語の猫雑誌を読んだりしながら過ごした。
猫オンリーだから、気が荒くても理解してもらえる安心感
うちの猫は内弁慶で、アウェーになるとパニックを起こし発狂したかのように叫び、激怒する。洗濯ネットは、暴れてかみついたりしないよう緩やかな拘束のためでもある。
総合的な動物病院だと、ワンコやウサギの飼い主さんが(あらあら)という感じで憐みの目をむけてきたり、飛び上がって遠くのソファへ移動したりして結構肩身が狭かった。
このこじんまりした猫専門病院だと、「煩くてすみません」と謝ると周りの人たちが口をそろえて
「個性だから」
と慰めてくれて、なんとなく猫飼い故のまったりした雰囲気でいられて気が楽。
今月から、この病院も掛號制度になった。とはいっても、飛び込みもいるだろうし、
時間は読めないだろうなと思っていたらちゃんと予約時間に始めてくれて、待ち時間というものがなかったので、雑誌や持って行った本を読む時間も無かった。
検査結果の電話が来る
土曜日の朝検査をして、結果が出たのは今日、木曜日。
午後にはわかるからと言われたので電話すると受付の女性がチェックして
「これは・・・先生からお話するべきことなので、今手術中だからかけなおします」
電話がかかってくるまで生きた心地がしなかった。でも、大丈夫、大丈夫、と自分に言い聞かせもした。
結果は良性でした。高齢なので、注意深く観察して大きくなったりしたらすぐ来るようにとのこと。
今日は早く帰って来て、
「ただいま!」
とドアを開けると、猫は眠たそうにのっそりと出てきて
「ナー」
とひくーい声で一言。
いよっ、苦み走った渋い声っ!素敵っ!などと言いながらもみくちゃにしてみた。
ねこのきもちはわかるようでわからない、甘えたいとかお腹空いたとかうんこしたから片付けろよ!というのはわかるけど、痛いとか気持ち悪いっていうのはわかりにくい。
常に触ってあちこちチェックして、いつもと違わないか、知っておかなければ。
健康第一です。猫も、自分も。
101台北貓醫院 データ
台北市建國北路三段101號1樓
電話02-2509-1101
月-土 10:00~13:00、15:00~21:00
日 10:00~13:00、15:00~18:00
※予約制ですが、緊急時は電話で確認してみてください。
※基本的に中国語のみ。日本語の図鑑等を使って説明してくれる心配りも。