日本の書籍やDVD、Blu-rayを海外に取り寄せ、配送追跡のスリルとサスペンス
台湾にいくつかある日系書店で購入できるとはいうものの、入荷数が限られているので出遅れると売り切れていたり、台湾の店頭に並ぶまで時差があったりします。取り扱いのない本を読みたいこともある。
欲しいものを確実に手に入れるため、私はHontoの電子書籍、現物を手元に置きたい書籍や映像作品がある場合はAmazonの海外配送を利用しています。海外発送が出来るという点で、台湾在住の友人たちも利用しているようです。
そのAMAZON、最近の書籍配送業者は「APEX」と表示されます。1万円以上の映像作品は「DHL」なので特筆する点はないですが、今回は初めましてのAPEX配送記録や情況と、気になる海外送料をまとめてみました。
Contents
Amazonの配送追跡備忘録
配送業者APEX=ECMSと覚えておこう
注文をして発送が始まると「配送業者APEX」と表示されました。
しかしAMAZONが提携する配送業者の連絡先を見ても「APEX」の記載なし。
あまりにも留め置きの時間が長かった時、AMAZONに問い合わせをしたところリストにある「ECMS」がAPEXに該当すると回答をいただきました。
なぜ違う名称なのですか?と(同じ名称で表示すべきではないのという意味で)聞いてみたのですが、会社の都合のようなので、それ以上は追求はしませんでした。
日本から台湾・台北への発送から配達まで およその目安
雑誌を取り寄せた場合
2018年の夏から秋にかけての配送業者は全てECMXでした。
最初の表示では「お届けは11月21日(水)を予定」となっていたけど「そんなに時間はかからないだろう」と予想した通り、発送から通関、配達まで4日でした。
オンラインでの配達状況はAMAZONとリンクしていますが、ECMXは比較的時差があります。
火曜日に成田で飛行機に乗ったらしいけれど、その後2日間状況が動かなかったので日本のECMXに電話をしてみたところ「すでに台湾に届いて、現在通関中ですう」と外国人らしい女性が一生懸命説明してくれたので「それを聴いて安心しました、ありがとうございますう」と電話を置いた2時間後に届きました。システム上、やはり完全リアルタイムではなさそうです。
このほかに、6,000円ほどの書籍を購入したときは同じ配送業者で発送の翌々日に届きました。
Blu-ray Boxの場合
配送業者はDHLでした。
週末をはさみましたが、金曜に発送で月曜日着。やはり4日程度ですね。こちらはほとんど誤差の無い情況が更新されるので、特に問い合わせなどせず受け取り終了。
数年前は、香港や深圳、フィリピンなどのDHLベースを経由して台湾に来ることもあり、「なんでそっち行った?!」と追跡がある意味楽しかったです。現在は台湾に直行ですね。
台湾税関に事前申請が必要だとう?
写真集を購入しました。楽しみに待っていたところ、台湾到着後ECMSの台湾側業者とおぼしきDPEX Worldwide Experss という会社からこんなメールが届きました。
「依據台灣海關規定,個人物品申報需要提供收件人的「中文姓名」、「身分證字號」,才能進行進口報關。 」
※如果您不是中華民國的國民,或出填寫時效已逾期,請直接用此mail回覆我們收件人的姓名和ID number商品品名,或直接來電,我們將盡快為您處理!
台湾海關の規定により、個人輸入には「中文の氏名」「身分証明書番号」の申告が必要。
※外国人であればメールに受取人の氏名と身分証番号、商品名を記載して返信するか、直接電話をすれば処理する。
というのです。
AMAZONでは氏名、日本から海外発送をする時、住所登録は全て英文です。今までそれで日本だけではなく、ドイツからも荷物は届いていました。身分証番号が必要なんて話は聞いたことが無いし、たかが2,000円の商品でなぜ?
不思議に思いながらも、早く商品を手にしたい一心で、ECMSの追跡サイトからも記入できるフォーマットを利用して氏名と番号等、必要な情報を送ったうえ、電話もかけて念をおしました。
ついでに「今まで個人情報を出す必要はありませんでしたね」と質問しても
「海關のルールが変わったんです」の一点張り。
しかしその後も同じ内容のメールが届き、追跡サイトで確認しても同じ表示が出ます。
個人情報の取り扱いはどうなってるの?
APEXだのECMSだのDPEXだの配送業者名も統一されてないのが気持ち悪い。
不思議は不審に変わり、念のために海關にも問い合わせたところ
若您網購的物品屬空運快遞貨物通關辦法第12條第2項且完稅價格
二千元以下得以簡易申報單辦理通關,僅需提供英文姓名 商品が2,000元以下であれば簡易通関手続き、英文氏名のみでOK
という回答がありました。
ほらあ~
今までDHLや黒猫で、こんなこと一度も言われたことがありません。ECMSに電話をして「必要ないって」と再度伝えても要領を得ず、とぼけた感じでしたが、手続きを進めるとのこと。
余談ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
配送業者の窓口担当者は電話で何度か私の名前をフルネームで呼び捨てにしたので、私は相手の女性に名前をたずね
「〇小姐。私のことを〇〇小姐と呼ぶべきではありませんか」
と伝えました。
日本人の名字やフルネームは敬称をつけず、呼び捨てにする台湾人、結構多いんだよね…台湾人同士で名字の呼び捨てなんて聞いたことがありません。
漢字2文字以上だとあだ名のように感じるのか、文化や習慣、悪気はないかもしれないけど、呼びすてにされるのは気分が悪いので、私はその都度「小姐です♥」と伝えています。
銀行窓口で身分証番号や暗証番号、住所など個人情報を読み上げられたことも少なくありません。その都度、個人情報を音読するのは止めてくださいというと、ちょっと驚いたような反応をされる。
「悪用する人などいない」という性善説から来る国民性かもしれないけれど、それが台湾での個人情報の取り扱い意識の低さにつながると感じます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー余談終わり
というわけで、私は海關の規定を錦の旗に配送業者に釘をさし、無事商品を手にすることが出来ました。
2000円と2000元の区別もつかないのか、個人情報を気軽に扱う配送業者は怖い…と思うものの、いち利用者の不満ではなんともなりません。
でも、その後同じ配送業者からの荷物で「身分証を」と言われることは無いので、良しとしましょう。
海外発送の料金実績チェック。台湾向け送料は消費税免除で相殺
海外発送で気になるのは「送料」と「日数」です。
送料も免除される消費税と相殺されるので、日本で購入するのと大きな差額は感じませんでした。
ある書籍の場合
注文合計:¥ 6,350
※日本の消費税464円が免除になりました。海外送料550円と大きな差はないので、交通費など考えたら海外発送でも割高感はありません。
ある映像作品Blu-ray BOXの場合
商品の小計:¥ 16,330
合計:¥ 18,092
Blu-rayボックス購入の時、初めて輸入税がかかりました。AMAZONの輸入税等前払金についてを読んでみましたが、商品の性質や金額で計算される指針はなくて、差額が発生した場合には60日で返金手続きがあるそうです。
ここでも消費税1,306円は免除。配送料+輸入税=1,762円なので、400円程度の差額です。買いに行ったら交通費+お茶代もかかるかもしれないし、海外取り寄せの差額としても、十分許容範囲だと思います。
JAPAN CUSTOMのサイトで確認したところ、ブルーレイディスクなどの記録物や雑誌は「無税」となっていました。ということは返金されるはず。まずはAMAZONへ連絡してみよう。
台湾の日系書店で購入する場合の価格の目安
台湾ジュンク堂の公式サイトによると、2018年10月適用の書籍レートは
AMAZONでの取り寄せは合計 6,350円だったのでずいぶん割高になります。
本体価格917円の雑誌の場合、書店だと353元、日本円に直すと1,289円。
書籍はAMAZON、雑誌は書店で購入したほうが割安になるということになります。
海外在住者、電子書籍を利用する利点
紙の書籍にこだわらなければ、海外からは電子書籍を利用したほうがお得になります。
①発売当日午前0時を過ぎればダウンロードできる
②定価+割り引きクーポン利用でお得に購入でき、送料がかからない
③かさばらない
雑誌や書籍は場所をとるし、賞味期限が過ぎると破棄するもののリストに真っ先に上がってしまいます。私は見たい記事だけ切り抜いてファイルをするようなタイプではないので、丸ごと紐でくくって「さよなら…」とお別れ。でも電子書籍ならその必要はありません。
電子書籍購入前の注意点
雑誌購入で俳優や歌手の記事を目当てにしている場合、電子書籍は要注意。
諸々の事情で人物が銀色のシルエットになっている場合があります。
ネット掲載に注意を払うジャニーズ所属の方以外でもこのケースは起こるので、早まっちゃあいけないよ。
以前見たのは、電子でも表紙だけは画像あり、肝心の中身は全部「銀」だったもの。その方目当てではなかったものの、目にするとショックでした。
まとめ
このように海外在住者も日本の書籍や映像作品を手軽に取り寄せられ、必要に応じて購入ルートを選べるのはとてもありがたい。
でもやっぱり、書籍は手に取ってから購入するのが楽しいです。
なので、日本への一時帰国の際には必ず、書店へ行く時間を予定に入れます。
こうしてまとめてみると、私はうるさ型のユーザーだね…
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