台湾のカフェ

迪化街、年貨大街が好きな理由

年貨大街。年末のアメ横とクリスマスマーケットと学園祭さながらのお祭り

春節を9連休にするため、今日は土曜日だけど振替平日、出勤日。
土曜だしーとまったりするわけもなく、年末の追い込みでした。疲れていたけど、仕事終わりはバスに乗って迪化街へ。
年貨大街という、年末のアメ横とクリスマスマーケットと学園祭を足してアワビとXO醤とするめと色とりどりのチョコレートをトッピングしたような賑やかな市が立っています。

人が沢山いるところが好きじゃないのは、ぶつかられたり殺気立った人たちに囲まれて動けない不快さを恐れるから。
でも、訪れる人がうきうき、わくわくしているマーケットやスタジアムなら、何万人でも来やがれこの野郎という感じです。

年貨大街で働く子たちはみんな元気で笑顔でノリが良く、文化祭気分でとても可愛らしい。

一年を無事に終えてまた新しい年を迎えられる喜び、お菓子や食材を揃えて家族や友達を迎えたり訪ねたりする準備ができるのは幸せだから、みんなにこにこゆったり、争わない市場なんだろうなあ。

自分だけの春聯を書いてもう

 

今年は初めて、春聯を書いてもらいました。
今までは文房具屋さんなどで角がちょっと折れちゃってる出来合いを買ってドアに貼っていました。
通りにテーブルを出して筆を構える先生、ちょっとあの、おズラがあからさまでドキドキしたけれども、リクエストした通りに書いてくれて嬉しかった。
そして瑞々しい墨をドライヤーで乾かすのが合理的。

ひっきりなしに人が来る中、私は3つオーダーしたので出来上がりは一時間後と言われ、人でぎっしりのメインの通りを歩いたり疲れたら一本裏の静かな通りを散策したり、迪化街は全然飽きずに過ごすことが出来ました。

出来上がった春聯を整えてくれたのは手伝いの素朴な感じの男の子。
崩さないよう真剣な顔をしてから
「新年快楽」
と笑顔で手渡してくれて、大変気持ちの良いお店でした。

今夜で用事は大体済んだ。でも春節までに、もう一回くらい行こうかな。

春聯

出来たての「卡哩卡哩(カリカリ)」を仕入れるのも楽しみ。カレーや海苔味等がありますが、私はいつも「原味(オリジナル)」、あっさり塩味のもの。

卡哩卡哩(カリカリ)

 

ABOUT ME
mimi
ライター/コーディネーター。 香港から猫を連れて台北へ移住後、30年ぶりに東京暮らし。満喫中。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|