台湾発・新型コロナウイルス関連コラム

【台湾マスク物語】どんな色でも君の色。台湾がピンク色に染まった理由

「何色でもカッコいいよ」「色と性別は関係ない」
「君を守るマスクが、一番君に似合うんだ」
台湾がピンク色に染まった理由。

 

台北の街中で女の子が青、男の子がピンクのマスクをしているカップルとすれ違い、カッコいいなあと思いました。「青は男の子、ピンクは女の子」と性別で色分けする古い概念にこだわらないのね。こだわっている場合でもないしと。でも、子供たちの事情は違っていたみたいです。

台湾の実名制マスク販売、色や柄は選べない

マスク実名制販売を2月から導入し、広く公平に行きわたっている台湾でも、色や柄はランダムに出るので、選ぶことは出来ません。薬局で買うのかネット予約でコンビニ受け取りにするか、その日その時で「何が出るかな」状態。友達は、コンビニ受け取りのマスクで「ゼブラ模様」にあたったそうです。

 

台湾からオランダへ寄贈したマスクは、ロイヤルカラーのダッチオレンジ。

 

いいなあ、超クール。わたしもこれが欲しい!
と思ってしまうのは、今この時期に世界中で台湾の中だけの贅沢な欲だから、飲み込んでいます。
ところが、「これ欲しい」だけではなく「これじゃイヤだ」と悩んでしまう例も出てきました。

「ピンクのマスクでからわかれる」悩める男児に台湾の大人たちは

毎日行われる台湾衛生福利部の定例会見、4月13日は陳時中指揮官はじめ、関係者全員がピンク色のマスクで登場しました。

 

「あら可愛い」「おじさまが着こなすピンクってとても良いよね」と沸いていると、会見の中で「ピンク色のマスクはからわかれる」と悩む男児の意見が紹介され、なるほどと納得。

「何色のマスクでも、君を守るマスクが一番君に似合うんだよ」
自らピンク色のマスクをつけて語りかける大人たちの愛情。「他の国ではマスクが足りず大変な思いをしているのに、何を贅沢なことを言っているのっ」と叱りつけるのは簡単だけど、単なる感情、精神論の押し付けで、「贅沢が悪い」ことになってしまいます。

「色は性別で決まるものではない」ということばは、子供たちだけでなく私にとっても、無意識にしていた「色分け」をもう一度考えるチャンスになりました。女の子が青のマスクで男の子がピンクのマスク、「逆」でも平気なのが「カッコイイ」と感じた私も、そもそも「性別を色分けしていた」のだと。

ピンクの応援団が続々と登場

男児の悩みを払拭するように「ピンクは女の子だけのものじゃないよ!」「ピンクをつける俺イケメン」台湾では元気でユーモアのあるピンク応援団があちこちに登場したので、一部をご紹介します。

消防隊は退役捜査犬と「ピンクかっこいいだろ!」

マッチョな強さの象徴のような消防隊のみなさんも、ピンクのマスク。勇敢であることと色は何も関係ないものね。退役した捜査犬の、引退後の引き取り先を手配しているそうです。

交通部の林部長「ピンクのマスクで僕イケメン」

イケメンだろ?と上司やお父さんにいわれたら「ハイハイ」と流しますが、自ら明るく笑って率先するのが何よりもお手本になります。

 

教育部のアニメ「愛と勇気の防疫戦士」→院長の変身姿に衝撃

「私をネタにいじっていいよ」と公言している行政院の蘇院長(首相)、「自由な発言こそ民主の象徴だから」と懐の深さを見せてくれましたが、これは…

なお、一部の高雄市民は、変身後の頭頂部が現れてきたところで(まさかうちの現市長…?)と緊張したそうです。

 

ちなみにわたしのBest of Man in Pinkはこちらです。

いい男は何色でもいい男!ここは台湾関係なくてごめんなさいね!

新規感染者ゼロの夜、圓山大飯店のライトアップ

二日後の4月15日、台湾内の新たな新型コロナウイルス感染者がゼロだった日の夜には、台北の圓山大飯店が空室の灯りを燈して「ZERO」とライトアップしました。

4月初めの清明節連休で観光地に人が沸き、政府がアラートを発信するなど緊張感がありましたが、幸いにも市中感染の広がりは無いようです。

やればできる、きっと出来ること、これからも続けていきましょう。

当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用、まとめサイトへの転載も固くお断りします。

Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.

本站內所有图文请勿转载.未经许可不得转载使用,违者必究.

ABOUT ME
mimi
台北在住のライター/コーディネーター。 長年暮らした香港から、猫を連れて台北へ移住しました。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|