台北・赤峰街、香港人オーナーのモダンな茶餐廳「共樂 Gung Lok」
先日の香港旅行から、第二次香港ブームが来てしまったようで、台北にいても「港式」香港スタイルという文字にはつい目が行ってしまいます。
赤峰街にもカフェが沢山出来ているけれど、香港式は珍しいので、入ってみました。看板やガラスのロゴが妙にお洒落だから、正直なところ、(多分外れるだろう)と、全く期待しないで。そして驚いた。
50’s、60’sミュージックと本格「菠蘿飽(ぽーろーぱう)」
入った途端、聴こえてきたのは「Hey Paula」でした。このブログを読んでくださる方の9割は知らないかもしれない、1963年のヒット曲です。高校時代、60’sや50’sの音楽、ファッション、映画、アクセサリーを探すのに夢中で、その時代を辿っていくと必ず耳に入ってくる甘いデュエット曲でした。
朝から何も食べていなかったので、アイスミルクティと菠蘿飽(ぽーろーぱう)。メニューでは、フレンチフライと菠蘿飽にバターを挟んだセットだったけれど、そんなに要らないのでフライとバターは抜いてもらいました。
オーダーの後待っている間も、かかる曲かかる曲オールディーズ。ロカビリーまで来るからもういてもたってもいられなくなって、ミルクティを運んできてくれた店員さんに
「ここのオーナーは香港人ですか?今お店にいらっしゃる?」
と訊いてしまいました。
オーナーのKENさんは台北にお店を開いて9か月。台湾にも港式茶餐廳と呼ばれる香港スタイルの食堂は結構あるけれど、ここはモダンなダイナーをコンセプトにしているのだそう。テーブルなどの木も香港から持って来たり、窓のロゴはオーストラリアのアーティストに書いてもらったのだそう。
中国語を喋る人の口から「ロカビリーが好き」と聴いたのは初めてなので、目の玉飛び出そうになりました。KENさんはファッションとしてはヒップホップが好きなんだそう。香港と台湾の文化のクロスオーバーで、イベントなどもしているそうです。
話していたら、先月香港でレコードを買ったアンティークショップInBetweenの名前も出て来たりして、なるほど、あの辺と繋がっているんだなあと納得。
菠蘿飽は台湾のパン屋さんでも売っているけれど、香港のものとは違う種類の菓子パンの一種だと思います。
でも、ここの菠蘿飽を一口食べたら、ああこれは香港の味だぁと、肩の荷が下りたような感じ。流れている音楽が好み過ぎて踊りたくなってしまうのも、本当に困りものです。出られない。今度はしっかり、フレンチフライも食べに行こう。香港式アイスミルクティを飲みながら、ロカビリーにフリフリ。
共樂 Gung Lok Shop Data
共樂 Gung Lok
住所:台北市大同區赤峰街22號
営業時間:11:00~22:00
無休
アクセス:MRT中山駅から徒歩5分
公式URL:https://www.facebook.com/gunglok/
※店舗情報は訪問、掲載時のものです。お出かけ前に営業状態をご確認ください。
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