台北でカラオケ帰り、カフェを探して彷徨う四人組に赤峰街の「Coffee Stand by me」が手を差し伸べてくれた夜。

 

 

長春路でカラオケの後、楽しすぎて別れがたくて、

「お茶しようか」

「ソフトクリーム食べたいな」

みんなでぶらぶら中山駅まで来たものの、まだコンビニではソフトクリームの時期ではなく、三越の地下でも見つからず。お酒を飲むメンバーではないのでバーの気分ではなし、でもカフェはもう閉まり始める時間帯。

「そういえば、赤峰街に良さそうなお店があった」

友達の言葉に一縷の望みを託して、「Coffee Stand by me」に入ってみました。

カウンターと、入口に面した小さなスタンドテーブル席のみ。４人で入り、どうやって座ろうかと考えていた私たちのために、お店の方たちは快くスタンドテーブルを少しずらして、ふたりずつ向き合って座れる席を作ってくれました。

ソフトクリームが食べたいと主張していた私は、諦めきれずに

「アイスクリームありますか？」

と尋ねてみると、

「アフォガートはどうですか」

いいですね、私はそれをくださいと言うと、何を頼んだの？と首をかしげる友達。
「バニラアイスクリームにエスプレッソをかけたものだよ」と答えて「ですよね？」と尋ねると、お店のひとも「Sure！」

みんなも「それがいい！」ということで、夜も遅くにアフォガート。カラオケで歌い踊り笑い転げたのどと気持ちに、染み入りました。

お店の方たちはスケボーファッション、英語も上手でイケメン。一見すると、違う世界の人だわ・・・と私は怖気づいてしまうタイプだけれど、物腰柔らかく、親切で、とても居心地が良かった。

「あの人きっといろんな経験してるよね。すごく対応が優しい」

「酸いも甘いもかみ分けた、元やんちゃさんってところかしら」

等と、ひそひそ妄想や予想をしたりしました。ごめんなさいね。

コーヒーの他に、クラフトビールもあるみたい。ちょっと飲みたい時、立ち寄り易そうです。木・金・土は24時まで開いているのも、ありがたいな。