朝ドラ「らんまん」のモデル・牧野富太郎の記念庭園で、雨の午後に草木の香りを深呼吸。

牧野記念庭園。
西武池袋線「大泉学園」駅から歩いて１０分足らずの場所です。

この日は雨で、人影なく静かでした。
「世の中に雑草という草はない」
と言った牧野富太郎の記念庭園は、草が自在に生えている場所でした。雨に濡れた草や木々の良い香りを深呼吸。

それにしても、夏の終わりだったせいか虫に刺されたのは閉口しました。
草が沢山生える場所には、虫よけを持っていきましょう。

私の本籍は大泉学園にあり、祖父から「牧野先生の庭園」の話しを聞いたような気がします。でも、この庭に来るのは初めてのことでした。

台湾・基隆の夜市で愛玉を売っている屋台のおじさんから「愛玉を見つけたのは日本人」と謎の言葉をかけられ、どうにも気になって調べると、牧野富太郎にたどりつきました。
日本の植物の父と呼ばれた牧野博士が、日本政府の命で台湾を訪れ調査していたこと。
その時に愛玉を見つけたのか？
たどっていると、もっぱら武士を描いた池波正太郎が牧野富太郎のことを書いた小説に出会ったことなど、サライ.jpでコラムを書かせてもらいました。

台北から基隆へ、ぐるりと回って本籍地・大泉学園へ久しぶりにやってくる、不思議なこともあるものです。