台北生活の日記

饒河街夜市の「ピンクミルク」で気分をあげる

観光客の消えた夜市に浮かぶ台湾の日常、普通の暮らし。

 

MRT松山線は、時空が歪んでいると思います。私はこの路線に乗ると、4回に1回は乗り過ごしてしまうのです。他の路線ではそんなことは起きないのに、松山線だけは中山で降りるつもりが北門に来ていたことが何度かありました。眠っていたわけでもないのに、一体なぜ?
先日も、気づいたら終点の松山にいました。
対面に来ている地下鉄に乗って引き返せばいいけれど、その日は用事がすんでいたしそのまま帰るのもなんだか癪に障るので、改札を出て久しぶりに饒河街夜市を散歩することに。

MRT松山駅の2番出口を出て、松山市場を通り抜けショートカットで夜市の真ん中に。平日の宵の口、市場に並ぶお店には、小さな子供を連れて夕食をとる家族があちこちにいます。
外国人観光客のいない夜市、賑わいは半減しているものの、学校帰りの高校生のグループが何組もおしゃべりしながら歩いてました。行列や満席のテーブルは、もう見当たらない。平日の学校や仕事を終えた後の台湾の人たちが、何を食べようか、何をして遊ぼうか、ただおしゃべりするだけのためにゆっくり、のんびりしています。

「ピンクミルク」の糖度「バンコク」におののく

タイ式ドリンクの屋台「好泰 Good Thai」で、「バンコク・ピンクミルク 曼谷粉紅冰奶」なるものを初めて飲みました。タイ式ミルクティーは時々飲むけれど、台北でピンクミルクを扱っているお店は多くないかもしれません。

「糖度と氷の量はどうします?」
感じの良いお兄さんに聞かれて屋台に貼りだされているリストを見ると、

台湾甜:70%
曼谷甜:100%
半糖:50%

の3種類の糖度から指定できました。
台湾の一般的なドリンク店では無糖、微糖、半糖、7分、正常などの段階から選べます。私は普段、無糖か微糖を指定。半糖で「甘ぇ…」とくらくらするし、70%レベルはよほど疲れて暑い日でもない限り、受け付けません。本場バンコクの糖度はその上を行くのか…。
いきなりくらくらするのも怖いので、初ピンクミルクは半糖、氷少な目でオーダーしてみました。

タイならではの「ピンクミルク」はどんなもの?

「ピンクミルク」はサラ・シロップを練乳とお湯で割って混ぜ、クラッシュアイスに一気に注いで出来上がりでした。


「サラ・シロップ」はサラク (蛇皮果)フレーバーの赤いシロップ。ピンクミルク自体は、練乳いちごミルクを想像すると近い味だと思います。ミルクティにしても練乳が強すぎずると何もかも凌駕してしまうけれど、好泰のピンクミルクはバランスが良く、半糖でもくらくらしない。とても美味しかった。

写真と動画を撮っても良いですか?と尋ねると、「もちろん!」と爽やかに答えてくれたお兄さん。台湾とタイのミックスの方だそうです。てきぱきした動作はクールだけれど人懐こい笑顔の方でした。
「好泰」にはサラ・シロップのレモンソーダ割り「RED SYRUP LEMON SODA」もあるので、練乳気分ではない日に飲んでみたいです。

 

好泰 Good Thai 店舗情報

住所:台北市松山區饒河街161號
営業時間:17:30-23:30
定休日:不定休
menu:https://www.instagram.com/stories/highlights/
ig:https://www.instagram.com/goodthaii/
fb:https://www.facebook.com/Goodthaii/

ライトアップされた夜市のゲートを真下から見上げて写真を撮っていると、近くのテーブルで食事をしていた人たちもつられて上を見上げていました。そして何を言うでもなく、自分達のお皿やお椀に眼を戻し、食事を続ける。

ピンクの甘いドリンクと、てきぱき働く人のいる屋台の灯り。溢れかえる人が消えたぶん、この街の普通の生活が浮かび上がるよう。この穏やかさと甘さに支えられたら、夜市歩きも寂しくありませんでした。
「近いうちにまた来るわ…ピンクミルクのバンコク糖度にチャレンジするためにね…」
無言の決意とチャオを夜市に向けて送り、再び松山駅へ戻りました。今度は地下鉄を乗り過ごさないように。

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mimi
台北在住のライター/コーディネーター。 長年暮らした香港から、猫を連れて台北へ移住しました。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|