芝大神宮。東京で浄化され、おみくじに痺れて地に足を付け前を向く。

一時帰国で東京に来るたびに、必ず参拝していた芝大神宮。
2022年に拠点を東京に移した時も、すぐにご挨拶に伺いました。
JRの浜松町、地下鉄の大門からアクセスしやすい、都会の神社です。

先日の誕生日にも、午前中にお参りに行きました。
ちょうど日本に寒波が来ていて、出かける時にはマイナス1℃。
鳥居の前でご挨拶をして手水舎に向かうと、竹筒にはつららが下がり、手水に薄い氷が張ってるから驚いた。毎年旧正月の前後には来ていたけれど、こんなことは初めて。
冷たく清らかな水を使わせてもらうと、心があらわれるようでした。

パワースポットとかご利益は、私はよくわからない。
ただ、こちらに伺うたびに、参拝する人たちの様子をみるだけでも心が穏やかになります。出勤前の忙しい時間、上にはあがらず、鳥居の前で帽子をとってお辞儀をしていくひとたちだとか。
それから、おみくじ。
ひくたびに、その時に必要なことばがそこにしたためられていて、稲妻に撃たれたような衝撃で数秒は呆然となってしまう。仕事で悩んでいたときは「ひとのことごちゃごちゃ文句いってる場合か、自分のことしっかりおし」と喝を入れられ目が覚めたし、東京に戻った直後は「引っ越しオッケー。東へ行くのはとってもいいよ」と出て痺れたわ。「私、日本へ帰って来て良かったのね」と。「おてんとうさまは見ている」というけれど、本当にその通りだと震えあがる。神頼みとか、いいことを聴きたいというよりも、釘をさして背中を押される、地に足を付けて前を向く力をいただけるのです。
天照大神のお札もいただいて、ようやく今年が始まった気がする。

地図で見ると東京タワーを背負っているのに、正面からタワーは見えません。