台湾のカフェ

光復南路「SideWalk Espressobar」路地で見つけたカウンター式エスプレッソバー

台北・光復南路、路地裏でみつけたエスプレッソバー 「SideWalk Espressobar」。華やかな場所から家に戻る、クールダウンの散歩エリア

 

台北の東區や信義あたりは、普段行きなれないです。店も集う人も華やかで、場違いでごめんね!と緊張するせいか、飲み過ぎ、食べ過ぎてしまうこと幾たびか。消化と懺悔のため、地下鉄やバスを使わず、光復南路をぶらぶら歩くことがあります。バブルなエリアから、木々や普通の住宅、普通のお店のあるところに戻っていく感じが落ち着いて、腹ごなしのクールダウンにちょうどいい。そんな風にして見つけたのがSideWalk Espressobar

みんな大好き安くて美味しい地元系レストラン「小龍飲食」の並びにあります。

カウンターと、小さなテーブルがいくつかあるこじんまりしたお店だけれど、ドアがなく横に広く開放しているせいか、ちょっと寄ろうかなと思わせる。
あまりにも暑いから「冷たいもので、何かおすすめはありますか」と尋ねると「普段はどんなのが好きですか」「いつもはアイスラテですね」「じゃあアイスラテにしませんか。うちの豆は果酸の香りがします」

酸と聞いて酸味が強いのかなあとちょっと心配だったけれど、豆を挽いた香りの良いことに気づいてあっという間に期待に傾き、飲んでみると、フルーティというのか、ふくよかな甘みを感じました。無糖にしたので、お砂糖ではないあまさ。

美味しいね、いいねーと喜んで、お客さんの少ない時間帯でちょっと手の空いたオーナーの方とあれこれおしゃべりしてしまった。

カウンターの仕事に専念する理由

 

お店を開いて五ヵ月なこと、台湾人はコーヒーを普通の飲み物にしているうえ、チェーンの安いお店も多いから商売としては難しいこと。消費者には選択肢が多くて嬉しいけど、経営は確かに大変だろうなあ。台北はあまりにもカフェが多すぎて、みんな儲けが出てるのか要らぬ心配してしまうこともあるし。

豆も自分で焙煎するのか尋ねると、それは知り合いの「すごい人」に頼んでいるのだとか。自分でもできるのだけれど、朝早くから夜までお店をやって、それから焙煎するのではうまく回らないかもしれないから、切り離したのだそう。人と接するのが好きだから、カウンターでお客さんと話して、珈琲を作ることに専念するという考え方。何もかもやって手がかけられなくなるよりも、分離してじっくり取り組み、両方のクオリティを上げることを認識しているのは、若いけれどちゃんと経営者なんだなと感心してしまった。

 

日本のカフェの話をしたり、台湾のカフェの特集をしている雑誌を見せてもらったり。ページを開いて、

「普段いくカフェはある?僕はこの店が好き。オーナーはクールだけど、珈琲に専念しているんだ」

と他のお店も教えてくれた。よその店のことも誉めて勧めるなんて、オーナーさんは本当に珈琲、カフェが好きなんだなあ。

私たちが話し込んだテーブルは通りに出ているので、その先にいつまでも工事中の「大巨蛋」の一部が見えるのをオーナーは指さし

「昔はあの辺りは公園だったんだよ。大安森林公園に行ったことある?あんな感じ。子供の頃はいつもあそこで遊んでいたから、建設を反対したんだよね」

私が台北に来た頃にはもう工事が始まっていたし、いまだにオープンの目途は立っていない。ユニバーシアードも台湾で開催するらしいし、国際試合等ができるようにと計画したのだろうけれど、地元の人には複雑なのかな。

 

東京のカフェを紹介している本を見ながら

「ここすごく好きだなあ。行ってみたい」

というオーナー、もうすぐ結婚するので、ハネムーンは日本に行くかもしれないとのこと。北海道や東京もいいなあ、どの時期がお勧め?など聞かれるまま、初夏の北海道の気候や花のことを話して煽ってみました。

婚約者は、実はこのお店のお客さんなんだと照れくさそうに言うので、

「まあおめでとうございます!あれ、でもお店始めて五ヵ月って言ってなかった?早くない?」

彼女とはお店に来るたびにお喋りをしていたけれど、忙しくて出かける暇もなく進展せず、彼女の方から

「一体いつデートに誘ってくれるの?」

と切り込んできたと惚気られてしまった。良いなあ、そういう女性好きだなあ。

突発的なお休みの朝にフラフラとコーヒーを飲みに行っただけなのに、色々話が聴けて楽しかったな。

自分のお店を持つのは大変なことだけろうけれど、始めたからこそ実現して実在しているのだし、素敵な女性にも出会ったオーナーさん。幸せオーラと残暑の日差しはダブルパンチで、まぶしかったぜ…

 

Sidewalk Espressobar Shop Data

住所:台北市松山區光復南路17巷32號1F
営業時間:月-金 7:30〜18:30
土 ・日 休
アクセス:MRT南京三民駅から徒歩10分
公式URL:https://www.facebook.com/SideWalkEspressobar/

地下鉄だと南京三民か、國父紀念館からそれぞれ徒歩10~15分。パイナップルケーキで有名な佳徳や、松山文創園區も徒歩圏です。洛碁三貝茲飯店 TRIPLE BEDSホテルからも歩いて5分くらいだから、ここに泊まる人は行くべしね。

※店舗情報は訪問、掲載時のものです。お出かけ前に営業状態をご確認ください。

※情報や画像の流用、転載は固くお断りいたします。

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ABOUT ME
mimi
台北在住のライター/コーディネーター。 長年暮らした香港から、猫を連れて台北へ移住しました。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|