3月の終わり、台北は雨が続いたけれど、まだ桜が少しだけ残っていました。
見上げる椰子の木のたもとに、背の低い桜。
人間の大人が背伸びをすれば花に顔を近づけることができます。マスク越しでも、桜の葉の香りが感じられる。うっとりボーっとしていた目の焦点を合わせたら、花に潜り込んでいるハチのお尻がすぐそこにあって驚いたり。
今年の桜は見納めかな。
今年も日本へ花見に帰ることが出来なかった。
何年か前の今頃、ドイツで満開の桜を見た。
あの時浮かれていた人達は、どうしているだろう。桜が終わると寂しい。どんな花よりも、いろんなことを、いろんな年のいろんな場所のことを思い出すせい?あと何回桜を見ることができるだろうと、大人なら多分いつか考える。
そんな曇りの日の台北で、くちなしの香りは足元から立ち上ってきました。
マスクをしていたって、遠くからだって、くちなしは隠れていたって見つけます。
先日出かけた台北ローズガーデン。
台湾ではバラが3月が見頃。
ばらは6月のイメージがある。多分日本にいたころ、子供時代の思い出や、ポーの一族ですりこまれたんだと思います。6月のばら。
ばらの好みはあるけれど、甲乙は付けられない。
でも台北ローズガーデンで一番気になって気に入ったのは、この椰子の木の下の不思議な、くるまれているような花。桜もばらも、椰子の木に見守られている台北の花の眺めは不思議で好きです。
今年も色んな花や木々を見つけましょう。
ローズガーデンの上空を、台北松山空港へ向かって行った飛行機。
真夏のプルメリアも楽しみです。台北植物園もとても好きな場所。
当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用、まとめサイトへの転載も固くお断りします。
Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.
本站內所有图文请勿转载.未经许可不得转载使用,违者必究