台湾パイナップルが日本のスーパーマーケットでずらりと並ぶようになったのはいつからかしら。
私は台湾の果物ではマンゴーやライチよりもパイナップルが好き。でも、スイカやドリアンのように、大きくて重い果物を丸ごと買うのはなかなか勇気がいります。
そうはいってもパイナップル。形状も、切る前から漂う香りも好きすぎるので、5月の夕方に買って帰りました。家から徒歩5分のスーパーマーケットで。
「パイナップルを食べたあと、頭をホイと庭に投げたら育った」というお話を聞いて(そんなおとぎ話みたいなことが起きるのは特別なおうちなんだろうな)と思っていました。
パイナップルは畑で育つもの。台湾の南部でそれをこの目で見ていたのでなおさら、自分の手元でパイナップルを植える発想がわかなかった。
東京の5月は美しい。春の後、夏の前、あちこちでばらが咲き、つばめが頭の上を飛んでいく。
夏に備えて日よけのためにへちまの種をまいたので、その勢いパイナップル・クラウンを植えてみます。
軍手をした手で実を抑え、クラウンを軽くひねるとすぐにきれいに外れました。
面白い。大人も子供も、ぜひまるごと一個買って試してみてください。
台湾のパイナップルは、こんな見た目なのに柔らかい。片手で持てる、でも重たいのはきっと果汁のせい。柔らかい台湾パイナップルには、かたい芯をくりぬき丸く切る概念がない。台湾に移り住んで最初の年はメロンや西瓜と同じカットの仕方に度肝を抜かれたけれど、いまはそれが誇り、それができると嬉しい。
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