お菓子の中ではシュークリームとプリンが好きです。
シュークリームは手がかかりますが、プリンなら卵と牛乳、砂糖があれば比較的簡単。真夜中に作り出して明日の朝の楽しみにもできます。
プリン作りのキモは火加減。
火が強すぎると泡ぶくぶく、いわゆる「すが立った」状態になってしまい、とてもひと様に出せる代物ではありません。
ここを注意しないと、同じ材料を使っても全然美味しくないぼそぼそのプリンを泣きながら食べることになってしまいます。
大同電鍋で最初に作った時も、使い勝手がよくわからず失敗してしまいました。試行錯誤して「これかな」と思ったプリン作りの手順をメモしておきます。
大同電鍋でプリン作りは「保温活用でゆっくり」がコツ
大同電鍋でプリンを作る時は、「煮飯」=加熱を続けるのではなく「保温」を活用するとうまくいきました。何度か実験をくりかえして納得した手順はこちらです。
①「炊飯」スイッチをオンにして水が沸騰したらスイッチを「保温」に切り替える。
②プリン液を入れた容器を電鍋の中に入れる
この時、大同電鍋付属の中敷きだけだと器の底から熱の周りが早く「す」が立ちやすいので、もう一枚中敷きや布巾、お皿などを追加して直熱の通りを和らげると失敗が少なくなります。
③もう一度「炊飯」にして1分加熱し、「保温」に切り替えて20分ほど、じっと待つ
保温でも蒸気が出るので、布巾もかたままにします。
20分ほどゆっくり温めれば、滑らかプリンの出来上がり。
このグラスはオークラプレステージ台北のケーキショップで買ったプリンの入れ物を再活用で。色々あって可愛かったけど、中でも特に、おさるが好きです。
卵黄と卵白の比率を4:2くらいで使うので、残った卵白は温めた牛乳と生姜をすったエキス、砂糖を多めに混ぜて、卵白ミルクプリンにしました。これは香港で良く食べるメニューなので、器は香港式食堂「茶餐廳」で使われるカップで。
自家製プリンは適当レシピで気軽に作る
レシピは適当。母が作っていたのを見よう見真似で覚えたものを、執念深く続けてきました。
牛乳を人肌に温め、砂糖を混ぜ、溶いた卵とゆっくりあわせて、何度か濾す。砂糖を焦がして作ったキャラメルをあらかじめ容器の底に入れておき、その上からプリン液をそっと注入。泡が浮いたら、ティースプーンなどで取り除いておきます。それだけ。
牛乳や砂糖の塩梅はお好みで。バニラエッセンスを入れてもいいんだけど、私はそんなに変わらない気もするので「プリン作るんだから!」とわざわざ買いに行かなくてもいいと思う。プリン本体を甘さ控えめ、焦がしすぎないキャラメル多めにするのが好きです。
ライン入りのカップセットとガラスのレンゲは香港・石硤尾の雑貨店「黑地」で買いました。卵プリンは台北にある茶餐廳で買った黒白淡奶のカップも活用します。
生クリームや果物を添えてもいいかな。
でも、私はプリン本体だけで、すでにとても幸せです。
数が増えた台湾ミニビールグラスもここで活躍する。