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香港で本を出す夢をかなえてくれた「大衆」が書店をクローズ。
香港あるある

香港で本を出す夢をかなえてくれた「大衆」が書店をクローズ。

「日本人の目線で香港のことを書いたら?」私のエッセイ本を香港で出版してくれた大衆グループの書店「大衆書局」が香港内16店舗をすべてクローズ。

 

 

3月19日、香港の大衆書局がクローズしたニュースに衝撃を受けた。
【40年歷史】大眾書局港16分店全結業 清盤遣散百員工

私が香港の大衆グループに原稿を持ち込んだのは、2009年ごろだったと思う。台湾のバンド五月天の曲をモチーフにした小説を書き、台湾の翻訳会社で中国語に直してもらって、台湾のいくつかの出版社に相談したけれど、「小説は今の時代難しい」と断られ続けた後だった。

 

当時は香港に住んでいたけれど、香港の出版社は考えていなかった。でも、灯台下暗しかもしれない。ダメ元で大衆に連絡してみると、窓口になってくれた香港人の男の子も台湾の出版社と同じように「小説は難しいね」と言う。そうですか……と落胆した私に
「香港に暮らす日本人の目線で、香港のことを書いたら?」
そうアドバイスしてくれた彼は、大衆グループ傘下の出版社「一丁文化」の編集者を紹介してくれた。まずはお茶でもと会いに行くと、編集者は「うちで出した本です」とクリームあにきの本「我係尖東忌廉哥」をくれた。おお、あの本を出した出版社ですかと話がはずみ、私の本の企画は通り、「當抹茶Latte遇上鴛鴦」抹茶ラテが鴛鴦に出会ったら、というタイトルでエッセイ本を出版することになった。前書きには、香港取材で知り合った作家の菅野彰さんに文章を寄せていただいた。

香港での出版にあたり、本の解説はこんなふうに書かれていた。

 

作者mimi在日本出生、成長,卻因為看了一部港產片就愛上了廣東話的韻律,愛上了香港。她說:「香港地方小、嘈吵、污糟、人多、沒有禮貌……很吸引人,這些就好像是愛上『壞男人』、『壞女人』的魅力一樣。」究竟香港有甚麼另類的吸引力,令她留在香港十九年?

本書精彩內容包括:

※ 香港人的九個奇怪習慣,令作者非常費解,是甚麼呢?

※ 香港人必問她的十個問題,又是甚麼?

※ 你覺得廣東話很粗魯嗎?作者卻覺得廣東話直接而不造作,最能表達自己的心情,一起去看看她最喜歡的十句廣東話吧!

※ 在香港打工,作者見盡香港office的光怪陸離事,在公司食早餐,3點3叫下午茶,原來在日本人眼中都是匪夷所思。

※ 特別追加介紹日本的獨有文化,原來去日本人的婚禮要考驗體力?去壽司店不要搽太濃的香水?

鴛鴦,咖啡加奶茶,原本兩樣不同、獨立的東西混在一起,又苦又甜,口感很濃。作者的香港生活就好像鴛鴦一樣:奇怪,甚麼都混合在一起,很濃,又苦又甜。

作者發掘了很多香港的優點,你有興趣從一個新的角度去看我們身處的香港嗎?

 

タイトルに入れた「鴛鴦」は、香港ならではの飲み物で、コーヒーと紅茶をブレンドしたもの。日本人は聞いただけで「えっ」とたじろぎ、でもちょっと飲んでみたい、と好奇心を抱くもの。
私にとって、「鴛鴦」は香港そのものだった。本来独立しているふたつのもの、東西の文化が混ざり合い、濃くて苦くて甘い、癖になる味。

でも、タイトルは「香港人。あなたたちってほんとはとっても可愛いよね」にするべきだったかなと今になって思う。そのほうが、この本の内容に沿っていて、分かりやすかったかなと。

香港暮らしの中で私が感じた香港人の不思議や広東語の面白さ、好きだと感じることを書いて、はたして香港人はどう感じるだろう?とちょっとは気になり、エゴサーチなるものをしてみると、いくつかの感想を読むことができた。「邊讀會邊會心微笑的書」読みながら、わかるーと笑ってしまう。何人かがそう書いていたので、香港の人たちに笑ってもらえたなら良かったとほっとした。

 

大衆グループの書店はクローズしても、他の部門は営業を続けるという。本を読む人が少なくなったから?様々な要素で、書店経営は難しいから?わからない。それでも、あっという間に話が進み、本を出す夢をかなえてくれた「大衆」。私にとって香港ドリームそのものだった。これからもそうあってほしい。本を創る人、販売する人、読む人たちが静かに背筋を伸ばして生きていく世界であってほしい。
「當抹茶Latte遇上鴛鴦」通販ページ

 

香港の茶餐廳 奶茶杯(ミルクティカップ)をお土産にする理由。「奶茶は香港の、俺たちの文化なんだ」香港の茶餐廳で奶茶や凍檸茶(アイスレモンティ)のカップやグラスが手元にあると、「香港にいるな」と実感できて、嬉しさに高揚する気持ちと街の空気に馴染ませてくれる、不思議な作用があります。香港文化を象徴する奶茶のカップをお土産にするのは、茶餐廳で出会ったおじさんたちが忘れられないせいです。茶餐廳コラムや雑貨店「黑地」の紹介も。...

 

 

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mimi
ライター/コーディネーター。 香港から猫を連れて台北へ移住後、30年ぶりに東京暮らし。満喫中。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|