台湾から日本へ緊急事態で一時帰国することになったら。慌てないよう、真剣にシミュレーションしたけれど

 

嫌な夢を見ました。起き上がって電話やメッセンジャーを確認し、何もないとほっとしたものの「もしこれが現実に起きたら、私は日本へ一時帰国できるんだろうか」と不安になる。台湾と日本の間に飛行機は飛んでいるの？日本に着いてからの移動は？そもそも私、入国できるの？台湾に帰って来てからは？
万が一の事態に備えて、台湾（台北）ー日本（東京）の緊急一時帰国を真剣にシミュレーションしてみました。

 

日本の水際対策、４/３ 午前０時以降 日本に到着した全員が１４日間待機

そもそも私は日本に入れるの？

日本の厚生労働省の特設ページを参考にします。

水際対策の抜本的強化について（新型コロナウイルス感染症）

ここで「これから海外から日本へ来られる方へ、これから海外へ行かれる方へ」という項目を確認しました。だらっだら長い説明でQ&Aも別ページにあるので重点を抜粋してまとめると

 

４/３から、緊急事態と日本へ一時帰国しても、空港から直行で行きたい場所へ駆け付けることはできません。

 

強制ではなく「お願い」と書かれているのだから、「いやです」と断る権利を主張しても良いのではないか。「はいわかりました」と帰ったふりをしても、台湾のようにGPSつけられ、スマホ置いて出かけても脱出者はすぐ見つかって罰金１００万元（約３６０万円）もないですよね。見つかってもせいぜい「めっ」と怒られるか、身バレして炎上くらいでしょ。人のうわさも７５日。上等じゃねえか。

 

駄目ですね。隔離期間を無視して、駆けつけた先の人たちがどう思うでしょう。迷惑です。「水際」のたまりで、私が台湾から日本の空港への移動中に感染しない保証は、ひとつもないのだから。

 

日本に入国して１４日内に再度出国するのも、きっとチェックされるでしょう。よしんば日本を出られたとしても、台湾で「Youはなにしに日本へ」状態ではあるまいか。
そもそも、台北のうちには高齢の猫がいるので、14日も家を空けることはできません。

今は緊急事態でも駆け付けることすらできない。

志村けんさんの遺骨が東村山のお兄さんのもとに帰ったニュースを見ました。お兄さんは、最後の対面も叶わなかった。世界中に死去のニュースが配信されるほどの著名人でも、それは叶わなかった。
「熱くて重い」
遺骨を抱く、志村けんさんにそっくりなお兄さんの言葉に、
「そんなことってある？」
私は涙し、震えあがりました。

今は何があっても日本へ行けない。行ったところで、緊急事態に駆け付けることはできない。もし最後だとしても、会うことすらかなわない。ここに留まることしかできない。
こんな情けないことってある？

だからどうか無事でいてください。元気で再び会う日まで、手を洗いよく食べよく眠り、笑ってください。生きて会えた日に、ヒャーッハッハ！とお互い指さして大爆笑するまで。絶対に大爆笑するんだから。

 

追記：空港はザル？4月4日、台湾からの帰国者が検疫フリーパス、電車で帰宅。

 

昨日、私の娘がワーキングホリデーで滞在していた台湾より帰国しました。成田の入国や検疫所では、体温を測るとか、アンケートに記入するとか、体調を聞かれるとか、新型コロナ感染対策のパンフを受け取るとか、、、、
それらがホントに色々と、なーんにも無くて、電車で家まで帰ってきたそうです。

— 🐾佐藤武志🐾神奈川13区 (@tarsun2000) April 3, 2020

へええ……
他にも何人かのツイートで、「空港はザルだった」という書き込みを見ました。あ、そう、日本に帰っても良いんだ。

外れたあごと飛び出た目玉がもとに戻らないです。