ブルートゥース・スピーカーが欲しい。見た目で選んだ「Marshall Acton II」が大成功だった
最近は家でも外でもタブレットで音楽を聴くことが多く、そんなもんだと納得していました。
でも、ちょっといい音のスピーカーから聴こえる音楽は、やっぱり良い。中山の「LIBO カフェ」は、古いスピーカーから流れてくる曲がコーヒーを待つ時間にふさわしく感じるので、「早く早く」と急かすより「ゆっくり作って、もう少しこのまま、音楽を聴かせて」と内心思っています。
ロケの時に雰囲気づくりで、ポータブルのスピーカーを使うフォトグラファーに何人か会いました。手のひらサイズやバッグにぶら下げているBOSE、「結構いいよ」とのこと。男性の友人たちに聴いてみるとやはり「BOSEだろうな」。
「台湾でのスピーカー探し」「Bluetooth接続にてこずった部分」「スピーカーの感想」に分けてまとめたので、ご興味のある箇所へ目次からどうぞ。
Contents
台湾や香港の通販サイトで品ぞろえと価格をチェック
電気店や百貨店へ行っても、品ぞろえが少ないのは通販利用が盛んな現代の都市では仕方のないこと。友人たちから、
「台湾なら3Cの通販が品ぞろえが多い」
「香港へ行くなら、あっちで買ったほうが安いよ」
などアドバイスをもらいました。
私がぼんやり上げていた条件は
- お値段そこそこ
- 音もそこそこ
- 見た目がレトロな雰囲気なら尚可
- 黒系は避けたい
- 大きすぎるのもNG
- 専門店にはいかない。Apple Musicアプリからの再生のみだし、完全な素人には荷が重いから
こんな曖昧なキーワードしかないから、「おすすめのブルートゥーススピーカー」まとめサイトを見ても同じようなものしかヒットしません。どれもいいけど、どれも決め手なし。
せっかく買うんだしなあ…とあちこち巡っているうちに、ヒットしたのが「マーシャル」。台北の地下鉄・板南線に乗ってスマホで検索している時、忠孝復興で乗り換え間際のことでした。名前までは認識していなかったけど、見覚えのあるアンプのブランドです。
見た目でピンと来てしまいますね。口コミを見ても悪くない。お値段は予算よりだいぶオーバーしてしまうけれど、安物買いの銭失いをするのも寂しい。手が届くなら背伸びして、ピンときたものを手に入れたいなと思いました。
「U.design」台湾のデザイン系通販サイト
台湾の通販と言えば代表格は「PC HOME」。猫のエサやトイレ用品、ミネラルウォーターやトマトジュースなど、大物をまとめ買いする時にいつも利用しています。大同電鍋もここで買いました。
しかしPC HOMEで扱っているMarshall Acton Ⅱは「白」「黒」の二種類のみ。You tuberやブロガーが紹介するのも白か黒で、それも可愛いんだけれどどちらも私の部屋では浮くだろうなあ…と悩みました。
そこで「Marshall Acton Ⅱ」の検索ページに出てくる「U.design」を見てみたら、台湾にもあるじゃーん、ウッドブラウン!
しかも「U.design」ではウッドブラウンがさらに割引になっていたので、よし、と意を決して注文しました。
なんでもある系とセレクト系、台湾通販使い分け
「U.design」は通称「うどん」、台湾の大手メディア「UDN」系列の通販サイト。サッカーやスポーツ系も、うどん系のチケットサイトで多く扱っています。
「U.design」は簡単に言ってしまえば意識高い系。でもお高くとまったものではなく、メイドイン台湾や海外の「頑張っている良いデザイン」製品を多く扱っていました。見ているだけで結構楽しく、他にも気になるものを見つけてしまった。
「PC HOME」は電池から家電までそれこそ何でもあるけれど、膨大過ぎて全て見るのは不可能だから、欲しいものをピンポイントで探す時に。「U.design」はセレクトされた商品がデザイン系らしく見やく掲示されるので、何か面白いものないかな?と探す時に。使い分けをしながら、利用したいと思います。
Marshall Acton ⅡをBluetooth経由でiPhoneにつなぐ
同封されていた手引書や、オンライン上のマニュアルに従ってセットアップしました。てこずったところや「キャー」となった部分をピックアップします。
テンションのあがったポイント
①梱包がカッコイイ
箱を開けたら、中はこのようなクッションが入っていました。かっこよすぎて、これは捨てられないでしょう。
②起動音でキャーとなる
電源をつないで、スイッチを入れると「ボボボン」とベースのような起動音が鳴りました。「テステス・ワンツー」と言いたくなってしまうような、これからライブが始まるワクワク感。これは憎い演出だなあ。
③小さくて可愛い
一般的な、想定していたBluetoothのスピーカーはバッグに入る、ぶら下げられるポータブル的なサイズ。でも、Marshall Acton Ⅱはそれなりに場所をとるだろうな…と片付けなどをして準備していたけれど、意外と小さく、これまでの住環境にも違和感なくおさまりました。
④ふとした音や、ライブ音源でキャーとなる
実際に聴き始めて、正直それほど「すげえいい音ー!」とは思わなかった。でも、これまでタブレットやiPhoneからは聴こえなかった、あるいは感じ取れなかったことがいくつもありました。特にそれを感じたのはStray Catsの「Double Talkin’ Baby」なので、持っている方は聴き比べてみてください。そして、ライブ版。全然違って聴こえます。これがMarshallの真骨頂なのかもしれません。
私は台北アリーナでのライブで「音が悪い。聴いていられない」と途中で帰ったことが2度あります。我慢比べのような気持ちになってしまうから、嫌いな会場でした。でも、マドンナの台北公演の時は「ここで、こんないい音出せるんだ」と感心してしまい、会場はともかく、機材の問題なのかなと思い直しています。
私は特別に良い耳を持っているわけではない。ただ聴いて「気持ちいい」か「気持ち悪い」か、それだけでした。
このMarchall acton Ⅱで聴いた音を理論的に説明できないのは情けないですが、
「おおおライブ始まった!」
「グイグイくるね!」
「キャーブライアン!」
なったと言ったら、お分かりいただけるでしょうか…。
夜にスローやミディアムなメロディを聴いてみると、これもまた良し。久しぶりに聴いたAnn Lewisの「Cheek Ⅱ」。彼女はロック調のシャウト系ヒット曲が有名だけれど、のびのある豊かな声で時にはささやくように歌うスローナンバーが素晴らしいです。持っていて良かった。
女性ボーカルやコーラスグループのアルバムもいくつか引っ張り出して、夜に聴いています。
⑤ベース音をフルにしてみたい
ロカビリーを聴くからにはウッドベースをめいっぱい楽しみたいけれど、集合住宅で苦情が来るのも心配。大晦日のカウントダウンで近所中が大騒ぎしている時や、旧正月に近所中が出払って人がいない時に試してみたいと思います。
⑥ビートルズのリマスター版と聴き比べて衝撃を受ける
The Beatlesのリマスター版をタブレットで聴いていた頃は「何が違うのか、よくわからん」と思っていました。でも、スピーカーを通して聴いたら全然違うのね。これ同じもの?!と驚いて何度も聴きなおしてしまいました。レコードの音のほうが好ましいこともあるし、どっちが良いか、というものではないのだけれど。
それでも、「音を作る」ということをはっきり意識できたのは、新たな発見でした。
BluetoothとiPhoneの接続で、てこずったこと
私は「そもそもBluetoothって何よ」というレベルだったので、案の定セットアップしてみても、すんなりスピーカーから音が出ず悲しくなりました。
今回わかったポイントは
本体のBluetoothスイッチが「点滅」している状態で、iPhoneのBluetoothが正しく接続され、Marshallのアプリと連動する
ということ。Bluetoothランプに切り替えたつもりでも「点滅していない」と、iPhone側のBluetoothにデバイスが表示されていても、繋がってはいなかったようです。
これをクリアしてしまえば、あとは難しい作業はありませんでした。
朝に夕に、テレビは消して好きな音楽だけ聴く時間がこんなに楽しい、良いものになるとは。「Marshall acton Ⅱ」、買ってよかったです。
Marshall acton Ⅱ 販売サイトまとめ
今回購入した台湾の「U.design」
https://udesign.udnfunlife.com/mall/Cc1a00.do
台湾大手通販サイト「PC HOME」
「Marshall」取り扱い商品検索リスト
香港の価格比較サイト
Price.com
香港電気チェーン店「豊澤」
「Marshall」商品取り扱いリスト
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