廃校になった木造校舎を再利用した「西会津国際芸術村」で「土川博物館×米果南国展」、台湾の水と果物のイベント。

6月に続いて、7月の連休も東京から東北新幹線と磐西線を乗り継ぎ、作家・エッセイストの菅野彰さんが猫たちと暮らす福島へ遊びに行きました。

到着した足で温泉、夜は猫たちにまみれながら菅野さんの手料理とお酒の桃源郷状態。そして翌日は、「西会津国際芸術村」に連れて行ってもらいました。「土川博物館×米果南国展」、台湾の水や土、果物やお米にまつわる展示が始まったのです。

資料を見ると、1956年に完成した二階建ての木造校舎。私も昭和の子供だけれど、ここまで古い校舎は経験がありません。立派に、綺麗に保存されていました。

イベントは台湾から来た学生たちが準備を担い、オープニングに古い教室で愛文マンゴーと練乳・黒糖のかき氷、日月潭紅茶をふるまってくれました。

まさか生の台湾マンゴーを味わえるなんてと感激していると、
「あと30分で、バナナと台湾パイナップルのケーキも焼きあがるの」

台湾の子は、さりげなくこちらの心をひくのが上手。
トークショーを聞き終わった後に戻ると、ちょうどケーキも落ち着いて食べごろでした。

ケーキは台東の紅烏龍茶と。
菅野さんが「今まで食べたパウンドケーキで一番美味しかった」と伝えると、ケーキ作りを担当した女の子、びっくりしてちょっと慌てたような「子供のころからお菓子作りが好きなの」と言いながら、落ち着いてから嬉しさを噛みしめるような表情をしていました。

会津の水と台湾のお茶、とても相性がいいみたい。美味しかった。

抹茶も台湾茶も、適当に、気楽に。旧正月に、銀座の風月堂で。日本の冬、梅を模った美しいお菓子とお茶にひそかに、しみじみと感激する程度には、私も遠くに来ていました。...

「土川博物館×米果南国展」は9月まで行われています。
西会津国際芸術村公式サイトでチェックしてください。

芸術村からの帰り道、道の真ん中にまだ子供の猫が寝そべっていました。徐行しても平気な顔で通行止めをしているので、車を降りて「危ないよー」と声をかけると民家の方へ移動してくれました。
田んぼにも三毛ちゃん。
会津、とってもいいとこだな。

菅野彰さん

note: https://note.com/akirasugano

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菅野さんちの猫たち

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「西会津国際芸術村」Information

住所：福島県耶麻郡西会津町新郷大字笹川上ノ原道上5752
電話：0241-47-3200
営業時間：10:00～17:00
休館日：毎週月・火休館（祝日の場合はオープン）
臨時休館やイベント情報はHPやSNSで確認を
URL:https://nishiaizu-artvillage.com/
アクセス：郡山から会津若松、磐越西線に乗り継いで「野沢」駅からバスやタクシー
HPにバス等の情報も。

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