台北生活の日記

台湾いちごのウイスキーで、春色ハイボール。

台湾いちごをウイスキーにつけて、春色のいちごハイボール。小さな台湾ビールグラスで作ると楽しいよ。

 

 

先週、台北の市場のあちこちに苺が出ていた。果物天国の台湾も、冬の間は市場の彩りも少し寂しかい。春節がおわり、華やかな苺が街に出て来ると、台湾も本格的な春。そしてあっという間に、長い夏が始まる。

 

苺が出回ったからウイスキーに漬けよう、週末に買おうと改めて市場に出かけると、あんなにたくさん並んでいたのに、すっかり姿を消していた。旬って短いのね!慌てて市場の端から端まで歩き、一軒扱っているところを見つけてほっとする。

 

 

箱に書いてある「大湖」は台湾中部、苗栗にある街。台湾でも有名な苺の産地だそう。苺農園のいちご狩りも人気のアクティビティね。

https://www.facebook.com/dahu.com.tw/

 

「いちごウイスキー」は以前Twitterで見かけて美味しそうだなと思い、何度か作ったことがある。とても簡単で楽しかったので、今年も漬けてみた。

 

いちごウイスキーの作り方

 

凍らせたいちごは、そのままガリガリ食べるのも好き。

 

漬けた日に写真をSNSに載せたら、いろんな友達から興奮気味に「どうやって作るの?!」と問い合わせがありました。写真をネットで調べたり、自分で作ってみてこんな感じかなと思うところをまとめておくので、参考にどうぞ。あんまり深く考えず、清潔さと鮮度を保つことが大事ね。


下準備:
苺は洗って水分を取り除き、へたを落とし、タッパーなどに密封して凍らせる。凍らせることで、いちごのエキスが良く出るらしい。

ガラス瓶:「ボンヌママン」のジャムの空き瓶が、苺10粒に対して丁度良いサイズ。日本でも台湾でもスーパーでよく売っているフランスのジャムです。瓶は煮沸消毒しておく。


ウイスキー:
去年香港国際空港の免税店で買った「ジャックダニエル」。家にウイスキーがない時は、コンビニで買えるサントリーの小瓶。ウイスキーの選び方がわからなくても、良く知られていて気軽に買えるものは癖がなくて良いと思う。

砂糖:レシピによっていろいろだけど、私は甘すぎないほうが好みなので、小さじ一杯程度。氷砂糖ではなくても、普通に家庭にあるお砂糖でOK。瓶も砂糖もウイスキーも家にあるものを使ったから、今回買ったのはいちごだけ。

作業:煮沸した瓶に砂糖、凍らせた苺を10粒。ウイスキーを瓶いっぱいになるまで注ぐ。5日ほど冷蔵庫に置けば、飲み頃に。

 

漬けたてのいちごウイスキー。毎日色が変化するので、冷蔵庫を開けて見るのも楽しみです。ボンヌママンのマーマレードが好きなので、瓶はいくらでもある!

 

2日目のいちごウイスキー。色が移り始めています。

 

日に日に、いちごの色が抜けて琥珀色のウイスキーがピンク色に変化する。色合いを毎日観察するのも、楽しかった。

 

日曜日に仕込んで、金曜日には出来上がり。ソーダで割れば、春の色と香りのいちごハイボール。うめー。家に広いベランダや屋上があれば、春の夕暮れ時に椅子でも出して飲んだら最高じゃない?室内のソファに座って飲んでも美味しいけど、いちごウイスキーは外の風にあたりながら飲みたい色と味わい。

ウイスキーにいちごの色がうつって、グラスに入れるだけでうっとりするわいね

 

 

家飲みハイボールは、台湾ならではの小さいビールグラスで作るのが好きです。炭酸が弱くなったり味が薄くなる前に美味しさを楽しめるし、ちょっとだけ飲みたい時にも、気分が良くなるよ。

 

https://mimicafe.net/taiwanbeerglass/

 

新鮮ないちごジャムのトーストにミルクティーで、昇天。

台湾ビールグラス+いちごウイスキーで、春色の小さなハイボール。

 

 

残った苺はジャムにした。適当に(これ以上入れるのは常軌を逸している!悪!罪!と思うところまで)砂糖をまぶして、3時間ほどおいた苺を鍋にうつし、火にかける。焦がさないよう木べらで回し、灰汁をとり、崩さず、ほどよく煮詰まり実がゴロゴロした状態で火をとめてあっさり完成。粗熱をとり、煮沸しておいた瓶に移す。

 

いちごは一箱しか買わなかったので、ウイスキーに漬けたぶんの残りではほんの少ししかできなかった。だからジャムは新鮮なうちに食べてしまおう。トーストにバターを塗り、ジャム状のいちごの実を乗せる。濃いめのミルクティーとともに食べると朝のぼやけた身体にしみて、はっきり目覚めるよう。美味しかった。ああ~幸せ。新鮮なジャム、最高。

 

旬の食べ物、「まだあるから次に」と呑気に構えていると、あっという間に消えてしまう。私は年間を通じて苺はあまり食べないけれど、いちごウイスキーとジャムづくりは、毎日繰り返す食事づくりの日々、自宅の台所で台湾の春を感じる儀式みたいなもの。手の込んだ季節の料理は作れないけれど、これくらいなら簡単で楽しい。

 

元気をチャージできる、台湾の青空市場

 

話しは変わるみたいだけど、台湾でパワースポットはどこ?とよく聞かれる。私は町の青空市場をおすすめします。屋外だから通気もあるし、朝から昼まで、人の生活感がみなぎっていて歩くだけでも楽しい。みずみずしい野菜や果物、豆腐に魚にたまご、台湾中から集まる新鮮なもの。誰かに美味しく作って食べさせたい、毎日繰り返し続く生活と愛情。屋台の椅子に並んで腰かけ、温かい麺類を食べる人たち。喧嘩腰で呼び込むお店の人たちの声に発破をかけられる。ちょっと気持ちが沈んだ時も、市場へ行くと元気になるよ。鮮やかな甘い香りのいちごがずらりと並んだ市場で、どれだけ気持ちが晴れたかわかりません。

 

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mimi
ライター/コーディネーター。 香港から猫を連れて台北へ移住後、30年ぶりに東京暮らし。満喫中。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|