毎日が猫の日。記念日には台北で、街猫支援のささやかな寄付を

2022年2月22日は２が並ぶスーパー猫の日だそう。
猫の下僕、中国語で言う猫奴にとっては毎日が猫の日ですね。
台北に、春節のような長い休みや、雨降りの寒い日も、街猫にエサやりをしてくれる人がいます。
だいたい同じ時間に街猫オールスターが現れ勢ぞろいして、その人が来るのを待っている。私も時々物陰に隠れて、その様子を見ています。
一度、たまたま近くですれ違ったので「ねこたちのお世話、ありがとうございます。この子たちが元気で嬉しいです」とお礼を言うと、お母さんのエサやりについてきていた女の子が「お礼なんていいんです。好きでやっていることですから」と笑顔で答えてくれて、私はその場では何も言わなかったけれど、彼女たちと別れ通りの角を曲がってから泣いた。

毎日エサやりやボランティアのお手伝いは、そう簡単に出来ることではありません。決まった場所や時間にエサをもらっている子に、下手に手を出すのはかえってよくないとも聞くので、私のできること、気持ちばかりの寄付をしています。
この社団法人を知ったのは、あるタイ人俳優の台湾ファンのツイートです。
「僕の誕生日プレゼントにお金を使うよりも、必要な場所へ寄付してくれたら嬉しいです」
と言った俳優の名義で、ファンが寄付を行っていたのです。
社團法人臺北市支持流浪貓絕育(TNR)計劃協會 https://www.tnrtw.org/

東日本大震災の後、私は何度か日本の動物愛護協会にも寄付をしました。
震災直後の日本への一時帰国で家族と食事をした帰り道、一緒に銀行のATMに立ち寄って寄付の手続きをしていると、まだ小さかった甥が「どうしてここに寄付するの？」と不思議そうに尋ねてきたのは覚えているけど、なんて答えたのかは、忘れてしまった。
今年も自分の誕生日に、動物保護の団体へ気持ちばかりの寄付をしました。
そして今日は猫の日。可愛い、大切にされている猫ちゃん達を沢山見られて嬉しかった。お金をちょっと出すだけの自己満足に過ぎないけれど。足りないよりはいいかなと思って。本当にそれだけで、恥ずかしいですけれど。