コロナ禍初の海外旅行は、タイのバンコク。外国人も隔離なし、入境を緩和したタイ入境に必要なこと、両替、交通、移動等バンコク旅行の入り口案内をまとめました。
ワクチン接種証明があれば、入境にPCRの陰性証明も不要、到着時の検査も隔離も不要なタイ。台湾も搭乗前のPCR検査陰性証明を撤廃、隔離を3日に短縮したので、思い切って旅行へ出てみました。PCR検査の陰性証明が必要な日本では帰国できないリスクもあって、まだ慎重になっている方も多いかもしれません。コロナ禍明けにもっと気軽になる海外旅行、予行演習用に2022年7月の状況を記録しておきます。
台湾からタイへ
航空便
台北桃園空港からバンコク・スワンナプーム航空まで約3時間50分。チャイナエアライン、エバー航空、スターラックスなどで毎日数便。時間や価格、選択肢は多数ありました。
私はエバーを利用しました。一般の乗客の搭乗率は6割ほど。エバーの制服の上に防護服を着て、勤務ではなく移動している人たちが数十人乗っていました。
台北から東京や香港への路線に乗ることが多かったので、バンコクへの路線は聴こえる言語や人々の雰囲気、ムードが異なると感じました。馴染みのない街へ行く、旅が始まる感じ。
タイでの入境
必要なのは「ワクチン接種証明」だけ(2022年7月現在)
バンコクのスワンナプームに到着後、パスポートコントロールの手前でワクチン接種証明を提示するスポットがありました。
私は台湾でワクチンを3回接種済。衛生署のアプリで接種証明もできるけれど、旅行の時こそ紙をさっと出す安心とスピード感。念のため紙の接種証明カードをパスポートケースに挟んで持っていき、提示してすぐパスしました。
ワクチン接種が証明できれば、タイでは到着時のPCR検査も、隔離も不要。
(※未接種の場合は抗原テスト陰性証明が必要)
タイランドパスや海外旅行保険加入の義務も撤廃され、入境のハードルはとても低く、大きく開いています。
タイへの入国条件については、在タイ日本国大使館のお知らせ
「新型コロナウイルスに関するお知らせ(タイ入国のための「Thailand Pass」の7月1日以降の撤廃について)」
https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20220627.html
を参考にしました。随時最新情報を確認してください。
パスポートコントロール
外国の入国審査って久しぶりでワクワクなのか緊張なのか、そもそも海外旅行自体が久しぶり。タイは外国人も隔離なしで受け入れているので、様々な国の人たちがラインに並んでいました。待ち時間は15分足らず。
「旅行の目的は?」
とたずねられるのも久しぶりで嬉しくなってしまい
「えっ?あっ、サイトシーイングです」
と挙動不審な答え方をしたら
「それだけ?」
「それだけです」
ちょっと冷静になりました。
何か他の目的があるように見えたのでしょうか。
両替
空港の中に両替カウンターはいくつもあります。
私は手持ちの外貨(ユーロ、米ドル、ベトナムドン、香港ドル)を整理して、およそのレートと合計金額を確認して持って行きました。カウンターで見てもらって手数料を含め納得できる額だったので当座の現金として使い、市内では街中やモールあちこちにあるATMでキャッシング。
スワンナプーム空港からバンコク市内への移動
事前に構内地図等は一切確認しなかったけれど、空港内の移動は楽でした。表示に沿って進めば、エアポートリンクの駅にたどり着けます。
今回は市内でコンドミニアムを借りている友達の部屋に宿泊。友達が、空港から一番わかりやすい移動方法を伝授してくれました。送ってくれた路線図。
香港人なので、SMSのやり取りはテキストよりボイスメッセージのほうが多くなる場合も。
「エアポートリンクで空港からPhayatha駅でBTSのKheha方面行きに乗り換え。そこからは乗り換えなしでThong loに着くよ」
と珍しく長文のテキストをくれた後、
「路線図で見ると遠回りに見えるだろうけど、近道するために何度も乗り換えようなんて思わないで。この方が楽だからね」
とボイスメッセージで補足のアドバイスをくれました。
ICカードはバンコク市内の全路線共通ではない
最後にバンコクへ来たのは1998年頃。エアポートリンクもBTSも無く市内までの渋滞に閉じ込められたのを覚えています。だから今回、タイで電車に乗るのは初めて。外国で電車、日本の山手線や大江戸線でさえオロオロするのに、文字が読めないバンコクでどうなることやら。台湾では悠遊カード、香港なら八達通、日本に帰ると関東圏ではSUICAなどのICカードが、様々な交通機関を網羅しています。
バンコクではRABBITカードとやらがその役割を果たしていると思ったら、違った。使えるのはBTSやコンビニ等の加盟店で、エアポートリンクやMRTは別にチケットが必要になりました。
面倒くさいよ、怖いよ!と思ったけれど、電車のチケットの購入は、万国共通。駅でスタッフの方が目配りしていて、路線図をじっと見ていると声をかけてくれることもありました。
便利な観光庁の無料日本語情報を活用
観光庁のバンコクガイドから。緊急連絡先や主要観光スポットなども紹介しているので、ブックマークや印刷して手元に置いて活用できるので、リンクからどうぞ。
もう2度と来ることはないと思っていた街、バンコクへの旅
1998年のバンコクの印象は、あまり良いものではありませんでした。
微笑みの国タイランドというけれど、笑っているだけで手が止まってる。笑っていないで働いてちょうだいと、イライラしたのです。私もまだいきっていた時代、フル回転だった香港からの出張で神経がとがっていて、自分の常識が全てであり、寛容さも無かったのだと思います。
仕事でもない限りもう二度と来ることはないだろうと決めつけていた街が、コロナ禍を抜け出す最初の旅の行き先になるなんて。人生って何が起きるかわからないものです。
バンコクへ行くのなら、森瑤子の小説に何度か現れたマンダリンオリエンタルを見たいと思っていたけれど、予定には入れていなかった。街を案内してくれた香港人の友達が「船でチャオプラヤ川を渡って、マンダリンでお茶を飲もう」と誘ってくれたから、夢がかないました。
口に出さなければかなわない、口に出せば現実になると学んできたけれど、黙っていてもたどり着けた。旅って不思議、だから楽しい。
台北からバンコク、台北のモーメント BKK2022
「帰国難民」を作らない台湾の入境措置
ここ数日、日本のニュースできく「帰国難民」というキーワードが気になりました。
日本へ搭乗前にPCR検査陰性証明が必須だから、旅先で陽性になり、滞在延長を余儀なくされたケースがあるそうです。
台湾の場合、PCR検査陰性証明は撤廃され、台湾の空港に到着後PCR検査、3日間の隔離。陽性でも陰性でも飛行機には乗れて、陽性だったとしても目的地、自分のホームで静養できる安心感がある。少なくとも出発できる点で、台湾の措置は現在も厳しいけれど、懐の深い水際対策だと実感しました。
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