台湾でお買い物

「Souri」の夏マカロンがタイ・バンコクから香港経由で台北に届いたので急いで食べる。

タイ・バンコク「Souri」の夏マカロン「When I Met You In Summer」
旅するマカロン、蓋を開けると始まるバカンス

 

マカロンを、今まで自分で買ったことはありませんでした。
小さくて綺麗で儚いお菓子は、お土産やプレゼントでいただくもの。ましてや海外で作られている、メレンゲとクリームの壊れやすくて賞味期限の短いマカロン。航空便も少ないこのご時世に、手が届くわけがないと思い込んでいました。
でも私は忘れていたよ。ここ台湾は「團購」、団体購入の精鋭たちが一般人の顔をしてすぐ近くで普通に暮らしている、麗しの島だということを。精鋭部隊のみなさんのお陰で、タイ・バンコクから台北にやってきたマカロン。「Souri」のリミテッドエディション「When I Met You In Summer」です。

賞味期限の間もこのマカロンはバンコクから香港経由で台北着の旅をしていたから、急いで食べなくちゃ。海を越えた取り寄せ「団体購入」のあらましと、肝心の味についてイントロダクションを見ながらレビューをします。

タイ・バンコク「Souri」の限定マカロン、海を越えて「団体購入」の勇者があらわれる

「Souri」はタイの俳優Win Metawin君が、実のお姉さんと運営するスイーツブランド。Win君は2020年のドラマ「2gether」メインロール・タイン役で大ブレイク。今年2021年は「2gether the Movie」、タイ版の花より男子「F4Thailand」の公開が予定されています。F4で彼が演じるのはKavin、原作では西門さんにあたる役のようです。
いろんな写真がある中で、このシーンと姿勢、服が風を含む感じ、最後の写真の笑顔が良いな。

 

Win君のお姉さんは、バンコクのコルドンブルーで製菓を学ばれたようです。ブランド名の「Souri」はフランス語で「笑顔」、お姉さんのイメージにもぴったり。

 

「Souri」は2021年4月現在常設店は無く、オンラインで予約受注販売をしています。配達は原則としてタイ国内のみ。

地域限定、賞味期限の短いお菓子のために
「週末、マカロンを受け取りにバンコクへ」
なんて旅は、出入境制限のかかった今は夢のまた夢。どう考えても、手に入れるのは不可能でしょう。
しかし私が暮らすここ台湾は「みんなで頼めば送料がお得になる団体購入=團購」がとても盛ん。その道のエキスパートがあちこちに潜み、隙あらば「ご当地名物お取り寄せ」に人々を巻き込んで肥えさせ、「あなた大きくなったわね」と笑いながら二の腕を掴んでくるのです。まるで自分の團購力の成果を確かめるみたいに……。
タイ・バンコク「Souri」のマカロンを台湾に取り寄せる勇者が颯爽と登場した時、「ですよね」「やっぱり」「さすが台湾」さもありなんと深く納得してしまいました。

しかしいくら精鋭部隊とはいえ、壊れやすいマカロンを外国から空輸するのが、どれだけ大変だったことか。要冷蔵のお菓子取り寄せは、海や空、国境ゲート、潜り抜けるべき関所の一つ一つが想像以上に「難関」だったようです。それをひとつひとつクリアし、可能な限り書類のコピーや画像と共に情報を共有してくれた、團購の勇者たち。
「壊れていないから、みんな安心して」と台湾に届いたマカロンの画像を参考に見せる以外、購入者の手元に届くまでは「お先に失礼」と食べて見せたりひけらかしもしない。
ひとつひとつ丁寧にショッピングバッグに移し替えて保冷剤を入れ、天地無用のシールも貼って台湾内への発送手配。品と心のある落ち着いた行動、素晴らしい対応でした。

うちのエリアの黒猫さんは、いつも決まった時間に来ます。手から手へ渡してもらえて安心。

 

マカロン6個にかけるお金と時間。旅行をあきらめるご時世だからちょっとだけ贅沢

海外からの取り寄せは、どれだけの費用と時間がかかるのかが気になるところ。
今回はタイで529バーツ(日本円で約1800円、台湾の通貨で約472元、送料含まず)のマカロン6個が、タイから香港への輸送代込みで1000元超え、日本円ですでに4000円近くの設定。ここにさらに香港→台湾への国際送料も追加されるとなると、私も二の足を踏みました。
そもそもマカロンって、そんなにお金だすほど美味しかったっけ。

ボックス内に添えられていた説明書とミニステッカー。額縁に入れて飾ります。

 

そうは言っても、時は4月、台湾は清明節の連休前。
2月の春節も例年なら里帰りするのに、どこにも行けなかった。コロナのおかげで、もう1年以上日本だけでなく海外には出ていません。こちとら清明節の連休も台北で大人しく過ごすんだ。ちいさなお菓子を手間賃かけてバンコクから取り寄せる、そんなささやかな贅沢で罰が当たるかってんだ、べらぼうめ。江戸っ子モードで「おうおうおう」と己を鼓舞すると、オーダーの決心がつきました。
そうして届いたSouriのマカロンを前に、「いらっしゃいませ。歡迎光臨 。サワディカ―」としみじみ合掌。バンコクからはるばる、ようこそ台湾へ。いただきます。

Souri 「When I Met You In Summer」3つのフレーバーで夏まつり

Souriの夏マカロンは「COCO ISLAND」「SUN-KISSED」「SASSY SUMMER」の3種類×2個、合計6個入り。公式のインスタグラムに掲載されたイントロダクションをもとに、実際に食べてみた感想をレビューします。

 

Dreaming of a summer break vacation
Introducing: When I Met You In Summer Collection
Souri’s Summer Limited-edition

Coco island 

Coconut white chocolate ganache with pineapple compote.

Sunkissed 

Passionfruit cream with passionfruit and mango coulis.

Sassy summer

Souri’s cream cheese with yuzu puree.

Price: 529 baht excluding shipping fee

 

cr. Souri.bkk 公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/p/CNIC7fKM2hy/

 

先に書いた通り、このマカロンはタイ国内での販売を前提として製造されたもの。それを香港経由で台湾に入れたのだから、風味や新鮮さについては評価できないかな…と思っていました。ところがね。一口食べて、
「!」
転げまわりそうになるほど美味しかった。
甘いものが苦手だというBright君がSouriのマカロンをバクバク食べているのを見て「そんなに?」「大丈夫?」とびっくりしたけれど、今ならBright君の気持ちがわかる。バクバクいけます。そうは言っても落ち着いて、お茶を淹れてゆっくりいただきましょう。
Souriのマカロンのお供には、コーヒーだと強すぎるような気がしました。せっかく遠路遥々来てくれたのだから、ここはやっぱり台湾のお茶で。すっきりして主張しない、でも確実にみどりが香る梨山茶を合わせてみましょう。
Welcome to Taiwan.

ここから実食レポートです。
外からはフレーバーになるフルーツが見えないので、断面画像を入れました。ふわっとしているのと動揺していたせいでスパっと切れず、お見苦しいかもしれませんがご容赦ください。

COCO ISLAND ココナツ×ホワイトチョコ×パイナップル

ココナツ×ホワイトチョコ×パイナップル 賑やかで相性良しな組み合わせ。
箱を開けた時にまず、ココナツの香りがふわっと漂ってきました。
見た目は、香ばしいココナツフレークトッピングに金箔がアクセントに。クリームはホワイトチョコレートとパイナップルのコンポート。でもホワイトチョコレート特有のきつさがなくて、ココナツ、パイナップルの賑やかな熱帯的相性、バランスがとても良かった。
フルーツとチョコレートの組み合わせは大好きだけれど、私は正直、ココナツのスライスとホワイトチョコレートが苦手。好きなものは最後に取っておくタイプなのでCOCO ISLANDを一番最初に食べたのですが、いきなり「うま!」と転げまわりそうになりました。苦手な素材で転がされるなんて、Souriのマカロン、恐るべし。

SUN-KISSED パッションフルーツ×マンゴー

「SUN-KISSED」のクリームは、パッションフルーツとマンゴーのクーリ。そのまま食べると目が醒めるような、フルフルっと震えるような酸っぱさと脳天にピーンと届く甘さだけど、熱帯フルーツのエッセンスを優しく楽しめました。「クーリ」は果物や野菜をピュレして裏ごししたソースだそうです。
マカロンのトップ部分のマーブル模様も、可愛いに傾きすぎず、ちょっと大人っぽくて好き。
マカロンのメレンゲはやっぱり時間がたってしまうとサクサク感はないけれど、ふわっとしっとり感がフルーツやクリームに馴染んで、これはこれでとても美味しいと思いました。

SASSY SUMMER クリームチーズ×ゆず

「SASSY SUMMER」はSouriのクリームチーズとゆずピュレ。聴いただけで涙が出そうね。アジア各地で様々な柑橘類を楽しめるものの、日本の「ゆず」の香りと風味は特別で別格。日本の皆さんがマンゴーやピンクミルクに思いをはせるように、鼻先に近づくだけで「YUZU……」とうっとりしてしまいました。COCO ISLANDとSUN-KISSEDのふたつは、賑やかなフルーツバスケットからこぼれ落ちる華やかさ。そこにこのSASSY SUMMERでさっぱりとゆずを取り入れた塩梅、バランスの妙に「参りました」とひれ伏したい。

熱い国の夏を爽やかに彩る果実やチョコレート。インスタグラムのストーリーで、箱を開けるところから動画に撮る人の多い理由がわかりました。動画では届かないと分かっていも、蓋を開いたときにあふれ出す甘ずっぱい香りを、記憶に残したくなるのです。

 

タイの果物からフランスの手法で美味しさを抽出してお菓子に生まれ変わった、Souriのマカロン。小さな箱がバンコクから香港を経由して台北へ届くまでのスリル、閉じた蓋の下で眠っていたお菓子を解き放つのは、イントロダクションに書かれている「Dreaming of a summer break vacation」そのもの。バンコクから旅をしてきたマカロンは、小さな夏のバカンスがやって来たようでした。
取り寄せて良かった。いつかバンコクへ、マカロンを食べに行く旅ができる日を、今ははっきりと夢見ています。

 

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mimi
台北在住のライター/コーディネーター。 長年暮らした香港から、猫を連れて台北へ移住しました。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|