MRT「公館」駅から「寶藏巖國際藝術村 Treasure Hill Artist Village」、新店渓の河岸へみどりの匂いを深呼吸する台北散歩。
「公館」からGoogle MAPの指示からちょっとはずれて汀州路の路地へ。昔ながらの住宅と、木々が生い茂る風景の中に入りました。駅まわりは台湾大学や師範大学が近く、学生向けのお店がひしめく賑やかなところ。でも一歩入ると、夏休みに田舎へ出かけた時の匂いがします。
寶藏巖國際藝術村が近くなるほど、みどりの香りが濃くなります。駐車場の脇で昼寝していたわんこ。
駅から立ち止まったりふらふらしたり、ゆっくり歩いて15分ほどで、「寶藏巖観音亭」に。ここを通ると、寶藏巖國際藝術村の入り口が見えてきます。
新型コロナウイルス感染予防措置で、入口では体温測定とアルコール消毒のブースがありました。
「寶藏巖國際藝術村」は小さな丘に張り付くように建てられた小さな住宅のエリアを、アーティストのアトリエやワークショップのために開放したもの。細い道と狭く急な階段が迷路のようになっていて、うっかりすると一般住宅に入り込みそうになるので注意が必要です。
高台から台北市内や新店の方まで眺めることができる、不思議な場所でした。地図やアトリエの位置をしっかり調べてから出かけたほうが、ビレッジの中をくまなく確認できると思います。
私は重度の方向音痴でありながら地図を見ない女なので、気の向くままブラブラしただけ。アートやモノづくりにも興味がないため、アトリエにお邪魔する目的もありません。それでも十分、楽しかった。
平日でも沢山の人とすれ違ったので、週末や休みの日には細い階段の譲り合いがちょっと大変かな。でも、歩けば地下鉄やバスにもすぐ乗れる場所だし、慌てずのんびり行きましょう。
寶藏巖國際藝術村は、周辺がとても良かった。
新北市と台北市の間を流れる新店渓の河岸は広々としていて、サイクリングやジョギング、散歩を楽しむひとが大勢いました。
河にかかる福和橋の近くに「福和足球場」サッカーグランドがあるとGoogle Mapで見たので、歩いて行ってみました。
サッカーの練習場は荒れて、誰もいませんでした。
寶藏巖國際藝術村の下、永福公園を見下ろす、コート。黙々とスケートボードの練習をしている女の子と、微妙な距離感のある男女が自分たちの時間を思い思いに過ごしていました。
寶藏巖國際藝術村や観音亭は、都市開発計画で取り壊し寸前だったところを人々の働きかけで残され、新たなプラットフォームとして生まれ変わったのだそう。ホステルもあるし、畑で野菜を作っている若い女性の姿も見えました。何かを作ろうとする人たちのビレッジ、好きな人には居心地がいいかもしれない。
ここのように、古き良きもの、文化や歴史を残すために民間の運動や政府が連携する台湾のこうした動きはあちこちで見ることができます。
そういう意識高い系は苦手。と思う人もいるし、アートはよくわからないから、行くのは気が引ける。と二の足を踏むかもしれない。私もそういう質ですが、寶藏巖國際藝術村とその周辺は、十分楽しかった。台北市内から地下鉄やバスですぐ行ける別の世界。緑の匂い、夏休みの草の香りを深呼吸する散歩、とても好きです。
台北國際藝術村-寶藏巖資料とアクセスMAP
住所:台北市中正區汀州路三段230巷14弄2號
電話:02 2364 5313
営業時間:火~日 11:00~21:00
定休日:月曜
入場料:無料
アクセス:MRT「公館」駅から真面目に歩けば11分くらい
公式サイト:http://www.artistvillage.org/index.php
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