台北生活の日記

「のん」こと能年玲奈さんの動く姿を観てから淹れたミルクティーは、春の希望の香りがした。

今朝はスマホのアラームを7:00にセットして起きた。台湾時間7:15からNHKワールドプレミアムで放送する「あさイチ」に「のん」こと能年玲奈さんが出演する。彼女のオフィシャルTwitterで知ってから、数日楽しみにしていた。

彼女は相変わらずすらりとして、ふわふわしたワンピースも浮つかずに流れるようなシルエット。肌も瞳も唇も、ドラマ「あまちゃん」で見ていた頃の彼女の輝きが過去ではないことを物語っていた。以前はもっと甲高い声だった気がする、でも、今日久しぶりに見た動く「のん」こと能年玲奈さんは、少し低いトーンの声で話していた。年月の中で彼女も大人になったんだ。年月、彼女の上に流れた年月。

 

それでもちょっと、見ていて少しハラハラするのは相変わらずで微笑ましい。大勢の人がたくさん彼女に声をかけたい、問いかけたいと笑顔で待っている。質問に対して考え、自分の言葉で答える彼女の様子は、挙動不審ではなかった。正直なひとりの女性だった。

 

のんこと能年玲奈さんのオフィシャルTwitterを見ると、今月は怒涛の露出になるみたい。週刊文春のグラビア、女性誌の表紙、NHKはあさイチに始まり、3月11日にはニュース7と出演、主演映画の公開が続く。

 

「あまちゃん」を台湾にいてもリアルタイムで観るために、私は放送時には毎朝6:30に起きて身支度を始めていた。土曜日が休みでも、自然にオンエア前に眼がさめる。「あまちゃん」の続きを観ることができる!毎日嬉しい目覚めだった。日曜日は毎週、目が覚めた瞬間に「今日はあまちゃんがない…」といわゆるロスのような、あきらめの気持ちでもう一度目を閉じてしまい、猫に叩かれてやっと起き上がった。
「のーねんちゃん可愛い」
「こんなみずみずしい子がまだいたなんて」
「あまちゃん」を観ながら笑って泣いて歌って踊って、元気になった。ドラマの放送時間前後にこんな気持ちになったのは、後にも先にもこの時だけだった。

あさイチを見終わってから、台所へ行ってミルクティーを淹れた。カップは香港の黑地で買った、茶餐廳仕様の厚手のもの。台湾の牧場のミルクを少し注いで、湯煎であたためておく。茶葉は友達がブレンドしてくれたものを、濃いめに出す。「お茶は最後の一滴が美味しいのよ」と教えてくれた友達の言葉を、何年も忠実に守っている。

 

黑地で買った香港茶餐廳スタイルのカップ&ソーサー。ストライプも春の色に見えました。

 

 

春の朝に、のんこと能年玲奈さんの動く姿を観て、彼女の声を聴いてから飲むミルクティーは、希望の香りがした。

 

 

のんこと能年玲奈さんのオフィシャルSNSアカウント

https://twitter.com/non_staffnews

https://www.instagram.com/non_kamo_ne/

カップを購入した「黑地」情報

「黑地で」駱駝牌CAMEL|メイドイン香港の魔法瓶キャメルに巡り合う時が来たメイドイン香港の魔法瓶・駱駝牌。好きなデザインと色に、ようやく巡り合えました。「香港製造(Made in Hong Kong)」ならではの色とデザイン、ものを作る心意気が、暮らしを元気にしてくれます。...

 

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mimi
ライター/コーディネーター。 香港から猫を連れて台北へ移住後、30年ぶりに東京暮らし。満喫中。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|