台湾発・新型コロナ関連

台湾への渡航制限、日本への渡航中止と退避勧告。罰則や検疫規定まとめ

台湾当局は3月19日から日本への渡航警告を最大のレベル3に引き上げ。渡航・検疫・罰則に関する情報まとめ

 

ここ数日、台湾で新たに新型コロナウイルス感染者が増加傾向にあり、いずれも海外旅行からの帰国者でした。政府は台湾からの海外旅行を控えるよう強く推奨しています。

3月18日時点のポイント

台湾当局は3月19日午前0時より、全ての外国人の台湾入境を制限。
台湾に入境できる外国人は
✔台湾の居留証を所持
✔外交
✔契約履行の証明
✔そのほか緊急の案件
14日間の在宅検疫が必要。

台湾在住の日本人も、日本への渡航が事実上禁止となったのは衝撃をうけました。レベル2の時点で、単純に遊びのための旅行は取り消した人がほとんどでしたが、日本へ一時帰国して家族や親せきの結婚式や入学式に出席するつもりだった友人や知人は、大変落胆しています。
壁が一番高くなった、今が最高の堪え時。旅行者や帰国者の検疫について、台湾政府の対策をまとめておきます。

情報源:台湾政府 衛生福利部公式ページ

https://www.facebook.com/mohw.gov.tw/

https://www.mohw.gov.tw/mp-1.html

情報が多いので、お急ぎの方は目次からジャンプしてご覧ください。

 

台湾から日本へ渡航警告レベル3「不要不急の渡航中止と退避を勧告」対象国と地域の増加

3月19日からレベル3になるのは下記のとおり。

アジア:日本、シンガポール、北朝鮮、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ブルネイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー、東ティモール、バングラディッシュ、ブータン、ネパール、スリランカ、インド、モルディブの19ヶ国。(中国、香港、マカオ、韓国とイラン等中央アジアはすでにレベル3指定)

東欧:モルドバ

アメリカ:ワシントン、ニューヨーク、カリフォルニアの3州
※3月18日にアメリカ全土にレベル引き上げ。

ヨーロッパ:イタリア、オーストリア、ベルギー、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、アイスランド、オランダ、ポーランド、ポルトガル、アイルランド、ルーマニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、ドイツ等38ヶ国

 

自主健康管理:朝晩の検温、公共の場所や交通機関を避けるなど健康管理と行動自粛を求められています。

台湾総統の蔡英文氏も同日公式サイトで、今は感染を避けるために海外旅行を控え、台湾に留まるよう国民に訴えました。

 

日本(警告レベル3)から台湾への入国→14日間外出禁止

台湾当局の検疫規則では、
台湾から上記の国や地域へ不要不急の渡航中止を勧告。
台湾時間3月17日16時までに搭乗した者は自主健康管理14日間を強化、それ以後に搭乗した者は入境後に在宅検疫14日間が義務付けられる。

つまり、今後日本から台湾へ入国した場合は在宅検疫対象となり、14日間外出禁止、公共の交通機関は使えません。日本から台湾への短期間の旅行や出張も、警告レベル3が有効な間は事実上不可能になりました。

3月18日追記:午前の記者会見で発表
台湾当局は3月19日午前0時より、全ての外国人の台湾入境を制限。
台湾に入境できる外国人は
✔台湾の居留証を所持
✔外交
✔契約履行の証明
✔そのほか緊急の案件
14日間の在宅検疫が必要。

外交部がまとめたQ&Aの概要:外国人への入境制限 各種証明の提示必須 ビザ延長は不可=外交部/台湾

 

在宅検疫と違反した場合の罰則について、下記にまとめます。

在宅検疫の禁止事項と罰則

日本を含む、レベル3が警告されている国や地域から台湾へ入国した場合、台湾内で在宅検疫14日間が義務付けられます。
在宅検疫中は、
✔外出禁止
✔台湾からの出国禁止(日本にも帰国できない)
✔公共交通機関の使用禁止
✔違反した場合、施設隔離、罰金刑の可能性
長期滞在者や居住者であれば住まいで乗り越えられても、短期の旅行や出張で台湾を訪れることは出来ません。

「レベル3」への渡航感染は、補償金も対象外に

 

 

 

✔台湾当局は自身や家族の検疫でやむを得ず仕事を休む場合、1日1,000元(約3,500円)×14日=1万4千元(約4万9千円)の検疫補償金制度を設けている。

✔レベル3の国や地域から台湾へ帰国、入国した場合、14日間の在宅検疫が義務ずけられる。

✔3月17日以降、警告レベル3の国や地域へ不要不急の渡航をした者は検疫をうけても国が定める検疫補償を受領できず、必要経費は個人負担となる。


✔虚偽の申告をした者は、補償不可のうえ最高15万台湾元(約53万円)の罰金が追加される。


✔検疫期間中に外出するなど規定に違反した者には10万~100万(35万円~350万円)の台湾元の罰金、氏名も公表する。

台湾当局の本気度。
在宅検疫に違反して遠出、行方がつかめなくなった人は氏名を公表して捜索されました。100万元の罰金を科せられた人もいます。これは大きなニュースになり、当局の厳しい対応、本気度を知らしめた事件でした。

 

レベル3が出る前日は、いつもユーモラスにお知らせを出してくれた衛生福利部の柴犬ちゃんも、怒り気味でした。前触れだったのでしょう……。

 

台湾と世界の新型コロナウイルス感染、快復、死者の情報

ヤフー台湾の新型コロナウイルスに関する特設ページで、感染者数のグラフや地図、台湾内でのマスク販売に関する情報もチェックできます。

https://tw.news.yahoo.com/topic/2019-nCoV

台湾で3月17日までに感染者数は77人、死者1人。

台北市内で生活していて感じること

マスク販売を政府がコントロールしているので、ほとんどの人がマスクをして街を歩いています。市場やスーパー、コンビニ、小売店、レストランや食堂もいつもと同じにぎわい。
自宅付近にいくつかホテルやホステルがあるので旅行者が多いのですが、最近はもうスーツケースを引いて歩く人は見かけなくなりました。
日本ではジムでの感染が報道されましたが、台湾では例がないようで、平日の昼間がやけに混んでいました。体力づくりに励んでいるのかな?と思ったら、カフェで聞いた話では「最近、強制休暇を取らされて暇な人が結構来る」。もしかしたら、ジムにあんなに人がいたのも、旅行業界や芸能関係の仕事が休みになってしまった影響かもしれない。街は一見平穏だけれど、見えないところでは、減給や仕事の面で苦労している人も多いはずです。

ぎすぎすした空気は感じないけれど、飲み会はちょっと控えめかな。個人的にはできるだけ贔屓の店で食事をしたり、買い物をするようにしています。香港から日本への入境制限された時、日本大好きな香港の子たちが「里帰りできない」と嘆いていたけれど、私ら日本人はリアルに帰れない。こんなこと初めてだ。みんな初めてだよね。これが終わったら、どんなお祭り騒ぎになるのかな。また会える日を迎えるために、今は出来ることをしっかり守って、頑張りましょう。

 

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mimi
台北在住のライター/コーディネーター。 長年暮らした香港から、猫を連れて台北へ移住しました。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|