悪そうなヤツほど旨いヤツ。ハムエッグ丼は香港で買ってきた煲仔飯の甘いソースを味わうための土台です。「李錦記・煲仔飯醬油」、煲仔飯用のスイートソイソースをかけたハムエッグ丼香港スタイルの作り方とコツ。
香港の町中でコンロの上にずらりと並ぶ小さい土鍋を見ると
「おこげ」
「ソース」
「うまい」
土鍋で炊いたご飯の芳ばしい匂いに、本能的にフラフラと吸い寄せられます。
「あの土鍋ご飯の甘いソースが欲しい」
ロケの合間に食べた「煲仔飯」。土鍋ご飯のおこげにからまる甘いソースの味が忘れられず、お土産に買って帰る方もけっこういました。
勢いで買って帰っても、なかなか土鍋ご飯を炊く時間もチャンスもない……ほかに気軽な使い道は?と悩んだら。
「ハムエッグ丼香港スタイル」であっさり解消よ!
Contents
スイートソイソースが決め手!ハムエッグ丼香港スタイルの作り方
テレレッテッテッテ。今日はご家庭で簡単にできるハムエッグ丼香港スタイルをご紹介しましょう。「香港スタイル」の決め手は、土鍋ご飯用のスイートソイソース「煲仔飯醬油」。ちょっと甘めのお醤油ソースです。香港ならスーパーマーケットや日用品店でも手軽に購入できます。台湾でも、通販などで取り扱いがありますね。
「ハムエッグ丼 香港スタイル」用意するもの
①温かいごはん適量
②ハム
③たまご
④煲仔飯醬油(スイートソイソース)
今回使ったスイートソイソースはこちら 李錦記 煲仔飯醬油です。
「ハムエッグ丼香港スタイル」の作り方とコツ
1.②と③を好みの程度に焼き、ハムエッグを作る。
私は油をひいたフライパンにハムと割ったたまごを落とし、少し火を通してまだ黄身が固まらないうちに火を止め、蓋をして余熱で無水蒸します。
ソースを使うので、塩はふらず。胡椒はお好みで。
2.好みの程度に熟したら、小さめのどんぶりや平皿に温かいごはんを盛り、ハムエッグを乗せる。
3.ハムエッグの上から「煲仔飯醬油」を適量かけまわす。
ハムエッグ丼香港スタイル完成型です。ソースの量はうな重のタレ感覚で、お好みを調整推奨。私は「あっ、ちょっと手が滑ったわ、わざとじゃないの」くらいの多めがうまいと思います。家で作るから、ソースも好みで多め少なめも調整できるのが幸せってもんよ。最初は少しずつ、調整してみてください。
調味料への特別な思いと幸福な時間
片岡義男は本の中で「ハンバーガーはハインツのケチャップを食べるための土台」と書いていました。
マツコ・デラックスは「海苔の佃煮があれば炊飯器いっぱいご飯が食べられる」と言っていました。
どちらも、「またまた」「お戯れを……」と、私はちょっと笑って流していました。調味料に特別な嗜好や、懐かしさを認識していなかったから。
台北から遊びに行った香港で、スーパーに立ち寄り李錦記のスイートソイソースを買った友達と、しばらくしてから
「ねえ、これがあれば大同電鍋いっぱいに炊いたご飯、いける気がする」
「いけるでしょう」
お互い示し合わせたわけでもないのに、家でハムエッグ丼を作り、このソースをかけて食べていました。
それから、ハインツのケチャップものりの佃煮も、誰かの愛しい思い出と幸せな時間だと認識を改めています。ハムエッグ丼は、煲仔飯醬油を味わうための土台。味噌汁も、美味しいだしを飲むために作る時があるなあと。
またきっと、香港へ買いに行こうね。
ハムエッグ丼を香港スタイルで食べたら、食後には濃いめのミルクティーが欲しくなります。
香港がらみのコラム
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