台湾の春節をあたらしい春聯とともに迎えましょう
旧正月前、台北・迪化街にたつ「年貨大街」で春聯を書いてもらうのが毎年の楽しみです。今年も、いつもお願いする先生に書いてもらいました。小さいもので一枚50元くらいからです。
台湾や香港でよく見かける、赤地に「春」や「福」などの文字を書いた四角いお札。台湾では「春聯」、香港では「揮春」と呼ばれています。
「福」を逆さに貼っているのを見て、どうして?と聞かれると、
「逆さにする=<倒>と<到>の発音が同じだから、福が来るという意味になるんですよ」
と答えるのが一般的ですが、実は「逆さにしてはいけない」場所もあるのだそう。
春聯を貼るのに良い時間帯や場所、ルールとタブーを調べてみました。
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玄関に「春」一文字を貼ると恋愛運に乱れあり
かつての色町のドアには「春」の文字を掲げていたので、中国語でいう「桃花」、恋愛運が乱れるのだそう。
「福」や「招財進寶」を玄関に貼るのは問題ありません。
玄関では逆さ貼りNG
逆さにする=「倒」と「到」が同義語になるので「福」や「財」を逆さに貼る場合がありますが、玄関だけはNG。「家中の財や幸福がひっくりかえってしまう」のだそう。
赤峰街のカフェ「Stand by me」はオーナーたちが波乗りを愛しているので、「浪」の春聯。
ドアに貼るのは幸運の奇数で
奇数は陽、偶数は陰と考えられるので、ドアに貼るのは1枚、3枚、5枚など吉祥を表す奇数に。
これも台湾でよく見る、縁起の良い文字てんこ盛りの宝船。東區の「Homeys Cafe」です。
春聯を貼る時間帯
旧暦の12月24日から大掃除などをはじめ、綺麗になったところで春聯を貼ると良いそうです。
最も良い時間帯は、旧暦大晦日の午前6時から12時までの間。陽の気が最も強いのですって。2020年の旧暦大晦日は1月24日です。忘れずに!
古い春聯は外して破る
面倒だからと古い春聯の上に新しいものを貼らないこと!古いものを外して破り、新しいものを貼ることに、新年の幸運を呼び込む意義があります。
オリジナリティの出し過ぎ、不吉な文字を使わない
最近は自分好みの個性的な春聯を作る人も増えていますが、「滅」、「絕」、「死」、「亡」など不吉な文字、同じ発音や同義語は使わないようにしましょう。
喪中はお祝いを意味する春聯を貼らない
家庭内に不幸があって1年以内は、喜びやお祝いを表す春聯を貼るのは避けましょう。
参考記事:春聯「8大禁忌」看這裡!大門「這樣貼」恐趕跑整年福氣
意外と知らなかったけれど、幸い家の玄関の「福」は倒さず、「春」も室内に貼っていたのでセーフ。今年も新しいものを貼るのが楽しみです。
店名を書いてもらうのも可愛い
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