台湾発・新型コロナウイルス関連コラム

台湾マスクを海外へ アプリで寄贈する方法|TAIWAN CAN HELP

台湾マスク実名制の新たなツール。アプリで未購入分を海外へ寄贈する方法のまとめ

 

これまでも、このブログで「台湾のマスク実名制」オンライン予約やアプリ利用など、アップグレードするたびにその便利さや使いかたを紹介してきました。今回は「アプリで未購入分のマスクを海外へ寄贈する方法」。アプリ登録は私のような台湾在住外国人にとって、ひと手間かける必要がありました。ヒントとポイントもあわせてまとめます。

アプリ登録とマスク寄贈、用意するものと大まかな流れ

用意するもの

スマホ、PC、健保カード、カードリーダー、Setupソフトウエア(登録ページから無料ダウンロード)

カードリーダーは300元以下の安価なものもあります。私はこの機に乗じて電気店で「ATM讀卡機が欲しい」と伝えて購入しました。

ざっくりした手順

①スマホにアプリをダウンロード
②PCにカードリーダーと健保カードをつないで登録
③スマホアプリの有効化のため、QRコードをPCページから取得
④アプリからマスク寄贈の意思をタップして完了

スマホとPCを行ったり来たり、面倒な感じ?私は③でQRコードが出ないトラップにかかったので、その解決法ヒントも併せて、手順の流れを詳しく紹介します。

「チーム台湾」新たな一歩「TAIWAN CAN HELP, TAIWAN SHARES」

4月末の時点で、台湾からマスクの海外送付が可能なのは受取人・発送人ともに台湾籍の方に限られています。私達在留外国人は「実名制」でマスクを購入することはできるものの、海外へ送ることはできません。

そのため、日本でマスクが手に入らない、汚れていた、香辛料の匂いがしたと友達から聞いて「うちらばっかり申し訳ない……すまない……」と心の中で手を合わせていました。
そこで繰り出された、我らがIT大臣オードリー・タン様の新たな一手が、個人の未購入分マスク、海外寄贈の意思表示。

 

台湾のマスク実名制は、健康保険カードで購入枚数が管理されています。一定の期間内に購入できる枚数が決まっていますが、手元にストックがあったり、諸々の事情で購入しなかった人もいるでしょう。
私も2月に始まったマスク実名制で、今までに購入したのは2回だけ。手元にそれなりのストックがあったので、買いませんでした。

台湾でのマスク製造枚数はかなり安定し、購入枚数も増えています。政府から欧米や日本など海外へ、医療や学校関係者向けに寄贈も始まりました。そして今回、個人でも、購入権利のあったマスクをアプリにログインして「寄贈に同意」をタッチするだけで、海外への寄付に回すことができるようになったのです。

このシステムが公開されると、1日で合計100万枚が寄贈分にまわったのだそう。このコラムを書いている時点では、200万枚を超えました。「チーム台湾」、すげえ……

 

これはいてもたってもいられない。私も早速アプリに登録、未購入分マスクの寄贈をお願いしました。
でもこのアプリ、外国人にはひと手間が必要。手順は下記の通りです。

アプリ登録からマスク寄贈までの方法

 

1.スマホにアプリをインストール

衛生福利部の「全民健保行動快易通│健康存摺APP」をスマホにインストールします。

衛生福利部中央健康保險署 の紹介ページより

このQRコードで読み込むか、App StoreやGoogle Playで「全民健保 APP」などのキーワード検索を使って探し、インストールしましょう。

2.PCからアプリの登録・認証設定

スマホにインストールしたアプリから携帯電話番号確認で「登録」ができるのは、台湾籍の人のみ。私を含む外国人は、PCにカードリーダーをつないで健保カードを読み込ませながら、登録手続きが必要です。

①PCで 健保卡網路服務註冊系統 にアクセス

首次登入請先申請 Register for New Account をクリック

③登録規定ページになるので、一読の上で「I understand」をクリック

「健保卡網路服務註冊-申請」いよいよ登録ページに入ります

まず、ページ下にある「元件下載及電腦環境設定」を使用するソフトウエア(Windows、Mac、Linuxなど)に適したところから「下載元件安裝檔」をクリックして、「Setup」ファイルをダウンロード、PCにインストールしておく。これがないと、次のカードを読み込む作業が進みませんでした。

⑤PCにカードリーダを接続し、健保カードを挿入したら、「姓名」項目の右側にある「讀取(READ)」ボタンをクリック。

⑥居留証情報入力ページに切り替わります。
居留証のサンプル画像が出るのでわかりやすい。電話番号、居留証の発行日、期限(永久居留者は発行日)、メールアドレス、パスワード設定などを入力後、確定ボタンをクリック。

⑦「衛生福利部中央健康保險署」から届くメールをチェック。
本文内の「健保卡註冊認證作業」をクリックして認証画面に入ます。

これで一旦、登録自体は完了。
次に、アプリ有効化の最後のステップへまいります。

3.PCのQRコードをスマホアプリで認証

 

健保卡網路服務註冊系統を開き、カードリーダーで健保カードを差し込んで、登録時に設定したパスワードを入力。

「行動裝置認證(Mobile Device Verification)」を選択。

「產生裝置認證碼」をクリックすると、画面下にアプリ利用を有効にするためのQRコードと認証番号が出ます。有効タイムは15分。

PCのモニター表示倍率が大きすぎると、QRコードが切れて表示されません。200%程度に調整しましょう。

私はここでつまづき「表示されないよう!」と悩みましたが、倍率を変えて無事解決しました。

④スマホにインストールしたアプリを開き、「健康存摺」をタップ

「開始掃瞄QR-Cord」を選択すると立ち上がるスマホカメラで、PCに表示されているQRコードを読み取り。

登録はこれで完了。ようやくマスク寄贈に進みます!

4.アプリでワンタッチ、マスク寄贈は匿名でもOK

寄贈できるのは、マスク実名制2.0以後(2020年3月12日)以後に購入しなかった分。マスクを必要とする国や医療関係者へ寄贈しますか?と意思を確認されます。

 

スマホ画面右上の「響應人道援助」をタップすると、説明の後にふたつの「寄付表明」ボタンが出てきます。これは「氏名公開」か「匿名」を選択できるもの。

上の「我願意、並同意将姓名加入開放資料」は氏名公開での寄贈。
こちらの「譲台灣 助世界」ページで、台湾全体の寄贈枚数の更新状況とともに、個人の氏名と寄贈枚数がアップされていました。

匿名寄贈を希望する場合は、「我願意、但默默行善就好」ボタンを選びます。

一連の流れは 衛生福利部中央健康保險署のページ(中国語)に図解が掲載されているので、併せて参考にしてください。

このアプリで、過去の通院歴も確認することができます。とても便利だけれどプライバシーのカタマリなので、取り扱いに注意しましょう。

 

TAIWAN CAN HELP 私も「チーム台湾」の一員になりたい

マスクのオンライン予約が始まった時、外国人は登録のためにカードリーダーが必要でした。「持ってない」と言うと、台湾人だけでなく、在住日本人の友達にまで驚かれた。カードリーダーがなくてもアナログに薬局に買いに行けば良いし、予約はコンビニのマルチ端末に健保カードを差し込むだけで出来るので、カードリーダーを買うことは一生ないだろうと、先日まで考えていました。

カードリーダーが無くてもコンビニ予約は簡単

でも、この「チーム台湾」「TAIWAN CAN HELP」を掲げるマスク寄贈に、どうしても参加したかった。それにはカードリーダーを使ったアプリ登録が必要なので、私は迷わず(散歩のついでに)全國電子で手ごろなものを購入しました。

行政院の陳其邁副院長(副首相)は、睡眠時間は5時間以下が続く日々で「マスクの安定した製造枚数を見ると癒される」とおっしゃったそうです。

 

 

私は、このページでマスクの寄贈枚数が増えていくのを見るのが励みになりました。政府がすごいと喜ぶだけでなく、自ら「チーム台湾」のすみっこに入るチャンスをもらえたのも、鼓舞になります。今は会えない人達との再会を実現するための、ささやかな意思表示。どの国の、誰にマスクが届くのかは分からない。ただ、誰かの安心と安全に役立ててもらえることを願っています。

 

 

 

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オードリー様の働き方を少しでも見習いたい

 

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台北在住のライター/コーディネーター。 長年暮らした香港から、猫を連れて台北へ移住しました。 台湾と香港に関する現地情報の執筆や、撮影手配などの仕事をしています。 |Instagram| |Tweitter| |Profile| |Contact|